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アンチエイジングの基本 ■ ビタミンEを摂ろう!

今注目の「抗酸化物質」、これらは老化を防ぐためには欠かせない物質です。
そこでオススメなのがアンチエイジングの基本となるビタミンE。

ビタミンEは、老化の原因となる活性酸素から細胞を守ったり、
血管をキレイにして動脈硬化を防いだりと嬉しいはたらきをしてくれます。

ビタミンEを食品で摂るなら緑黄色野菜やゴマ、植物油、魚介類などで。
老化防止効果を求めるのであれば効率的なサプリメントがオススメです。
サプリメントを選ぶ時は天然型で他の抗酸化物質と組み合わせたものを。

【詳細】   アンチエイジングの基本 ■ ビタミンEを摂ろう!
 
■ 老化のメカニズム

カラダの機能が低下したり、老化現象が起こる原因は、活性酸素による細胞の酸化だと言われています。人間の体内にはおよそ60兆個の細胞があるのですが、各細胞の一番外側を覆っている膜は、不飽和脂肪酸でできています。
不飽和脂肪酸とは脂質の主成分の一種、つまり脂です。みなさんは、料理に使う黄金色のサラダ油が、何度か使ううちに黒くなっていく様子を見たことがありませんか?あれは油が酸化した結果、黒くなってしまうのです。体内の脂肪酸でも同じ、脂は酸化してしまうものなのです。
細胞のまわりの不飽和脂肪酸と体内の活性酸素が結びつき酸化することによって、体内老化を確実に進めることになります。ちなみに、酸化した脂肪酸は過酸化脂質と呼ばれています。※活性酸素の詳しいお話はこちら

この活性酸素を除去してくれるのが「抗酸化物質」と呼ばれるもの。活性酸素を除去するはたらきのことを「抗酸化作用」と呼びます。
そして、この抗酸化物質のベースとも言われるものが「ビタミンACE(エース)」と言われるβカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、そしてビタミンEです。今回はその中でも最も抗酸化作用が強いと言われるビタミンEの具体的なはたらきを見ていきましょう。

 
■ ビタミンEの具体的なはたらき
 

ビタミンEは、カラダの中に入って活性酸素を抑制するはたらきがあります。活性酸素が不飽和脂肪酸と結びついて細胞の酸化を進めるという説明はしましたが、ビタミンEは、なんと不飽和脂肪酸の代わりに自らが活性酸素と結びつき、細胞を守ってくれるのです。正義の味方みたいですね。

特に40歳を過ぎると、過酸化脂質の量が急に増加します。ビタミンEは、細胞を酸化を予防する作用に優れているので、そうなる前にしっかり摂取しておきたいものです。

そして、もうひとつ注目の働きがあるとすれば、血管を健康に保つ作用。血中のコレステロールの酸化を防いでくれるので、動脈硬化の予防にも役立ちます。もちろん、毛細血管の流れもスムーズにしてくれるので、冷え性や肩こり、肌の新陳代謝の促進などにもとっても効果があります。

それ以外にも、ホルモンの代謝をよくしてくれるので、妊娠しやすくなったり、更年期障害の諸症状を軽くしてくれたりもします。最近では、アルツハイマーの進行を防ぐ作用も発見されたとか…。

老化を防ぐ意味でも、それ以外の作用を見ても、中年以降の人は大目に摂取した方がよさそうです。

■ ビタミンEの摂りかた
 

ビタミンEは、食品では緑黄色野菜やゴマ、植物性の油、魚介類に多く含まれる成分です。成人男性の1日の摂取目安量は10mg、女性なら8mgです。それに対し、平均的な摂取量は男性で平均8.6mgα-TE、女性で平均7.9mgα-TEと、日本人の食生活においては、ビタミンEの摂取量はほぼ充足していると言われています。
しかしながら、摂取目安量はあくまでも生きていく上での必要最低量なので、老化防止に効果的なほどの量ではありません。アンチエイジングを求めるのであれば、やはりサプリメントなどで効率よく摂取するのが良いでしょう。

ビタミンEサプリメントは、天然型(d-α-トコフェロール)と合成型(dl-α-トコフェロール)の2種類がありますが、天然型の方が効能や吸収が優れています。
ビタミンEは脂溶性ビタミンですが、現在のところ過剰摂取による被害などは報告されていません。それでも1日あたり150mgくらいまでを目安にしましょう。最低量としては5mg程度でも、食事から摂取できるビタミンEと合わせると十分なので、単に含有量だけでなく、原料や素材に注目してサプリメントを選ぶようにすると良いでしょう。
また注目のαリポ酸やコエンザイムQ10などのアンチエイジング物質も、ビタミンEと一緒に摂取することで相乗効果が得られます。単にビタミンEだけを摂取するよりも、こうした他の抗酸化物質と組み合わせられたものがオススメです。

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