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アルコール被害を軽減させる「最適なおつまみの選び方」

おつまみの基本は、低カロリーで高タンパク。
お酒を飲むとお腹が出てくるのは高カロリーなおつまみが原因です。
カロリーが低く高タンパクなものと言えば乳製品や魚介類。
さらにビタミンが豊富に含まれているものを選びましょう。
枝豆や豆腐など大豆製品がオススメです。

お酒のおつまみによって、肥満やガンの発症に差が出てきます。
おいしく飲み食いしながらも最適なおつまみでリスクを軽減していきましょう。

【詳細】  アルコール被害を軽減させる「最適なおつまみの選び方」

皆さんはお酒を飲む時に何を一緒に食べますか?つまり「おつまみ」ですね。飲む時におつまみのことにまで気を配っていますか?実はお酒と一緒に何を食べるかによってアルコールの被害は大きく変わってくるのです。今回はそんな「おつまみ」についてご紹介しましょう。

 
■ おつまみのポイントは低カロリー、高タンパク

お酒をよく飲む人は、やっぱり肝臓のことが気になりますよね?アルコールを分解する臓器である肝臓の働きを活発にするのに欠かせないのはタンパク質とビタミンです。タンパク質は、アルコールによってダメージを受けた肝臓を修復したり、胃壁を保護してくれます。ビタミンはアセトアルデヒドの分解を促進してくれます。

高タンパクの代表的な食べ物と言えば、肉、魚介類、チーズ、牛乳、納豆など。牛乳やチーズなどの乳製品は、胃のアルコール吸収速度を遅くし、胃壁を覆ってくれます。こうした高タンパクなものは飲み始めに食べるようにし、その後は控えるようにすると良いですね。また、肥満防止を考えるなら、肉類や揚げ物よりも同じ効果を持つ牛乳やチーズ、魚介類を食べた方がいいでしょう。その他、代表的なおつまみメニューででいうと、イカ刺しや焼き魚、ししゃもなどもおつまみに適しています。

■ おつまみに、揚げものは良くない?

お酒を飲んでいると、脂っこいものが食べたくなったりしますよね。居酒屋のメニューなどを見ていてもわかりますが、揚げ物などの脂肪分の高いメニューが結構多いものです。ビールは特にそうなんですが、その苦味成分が食欲を増進させ、ついつい脂っこい味の濃い食品に手が伸びてしまいます。しかし、ここに問題が…。

アルコールには、もともと発ガン性があります。同じく、栄養豊富で食の現代化が進むにつれ、ガンを発病する人も増えています。特に、直腸ガンは日本人の食の欧米化によって増えているガンの一つ。直腸ガンは、食物繊維不足と動物性脂肪の摂取増加が原因としてあげられています。

鶏の唐揚げなどは動物性脂肪がとても豊富です。アルコールの発ガン性と高脂肪な食事との組み合わせでは、ガンにかかる可能性も当然グンとあがってしまいます。また、当然のことながら高カロリーなから揚げなどは肥満の原因にもなります。

揚げものを食べたいなら、飲み始めの頃に食べるようにしましょう。飲み始めなら胃を保護してくれる効果があるので一石二鳥です。しかし飲み進めてから摂る揚げものは、肥満とガンを呼び寄せてしまう原因になってしまいますよ。

 
■ おつまみには枝豆!

ビールと枝豆というのは、居酒屋でもご家庭でも、定番の組み合わせですよね。以前のコラムでも取り上げましたが、枝豆って、ビールのおつまみに実に適しているのです。

枝豆はマメ科ダイズ属の植物で、大豆になる前の種実を食用としたものです。ですから、大豆でありながら、成長した大豆にはあまり含まれていないビタミンCが豊富です。ビタミンCには、二日酔いの原因でもあるアセトアルデヒトという毒の分解を促進する働きがあります。他にも、アルコールを飲むことで不足してしまうビタミンB1や、大豆に豊富に含まれているサポニン(コレステロールや中性脂肪を減らす作用)、大豆イソフラボン(活性酸素を除去し老化を防ぐ作用)なども豊富に含まれています。

ご自宅で枝豆をゆでるときには、塩揉みしてからしっかりと洗い、さらにたっぷり目の塩湯でゆでましょう。ゆであがったら、氷水などにつけてすぐ冷やしてください。そうすることでキレイな色を保つことができます。

枝豆は、低カロリーで、栄養も豊富。ビールを飲むことで失われる塩分も補給することができるビールに適したパートナーですね。もちろん、同じ大豆から作られた納豆や豆腐などもOKですよ!


肥満やガンの原因にもなる脂っこいものは避けて、カラダのためにも適量のお酒と最適なおつまみをおいしく摂りましょう。おつまみのポイントは1.低カロリー 2.高タンパク 3.ビタミン豊富が基本です。

 

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