インフルエンザと風邪の違い/インフルエンザの予防法

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きちんと知っておこう! 『風邪とインフルエンザの違い』

病院に行く時間がない、市販の薬で…の間にますます悪化しないために

インフルエンザと風邪の違い/インフルエンザの予防法

毎年冬になると話題になるインフルエンザ。 今年は特に過去30年以上も現れていない新型インフルエンザが警戒されています。もし国内でこの新型インフルエンザが大流行した場合は、患者数は最大で2500万人、死者は64万人に達すると推計されています。

そんなインフルエンザですが、感染し発症すると大変だということはわかっていても、きちんと予防している人は意外に少ないかもしれませんね。 また、いざ発熱など症状があらわれても、忙しくて病院に行く時間がないからと市販の薬でごまかしたり、風邪だと言い聞かせているうちに、ますます悪化していく…なんてこともあるかもしれません。

そこで、今回は、インフルエンザと風邪の違いや、インフルエンザの主な症状などについてご紹介していきたいと思います。

インフルエンザと風邪の違い

みなさんは、インフルエンザと風邪の違いをきちんと知っていますか? 何か症状があっても、ただの風邪だと決め付けていては手遅れになる可能性も否めません。 では、風邪とインフルエンザはどうちがうのでしょうか。

インフルエンザと風邪の違い1

まず、風邪とインフルエンザはウイルスの種類が違います。
いわゆる風邪の場合は、のどや鼻、咳やくしゃみなどの症状が現われるのに対し、インフルエンザの場合は、突然38~40度くらいの高熱が出ます。

インフルエンザと風邪の違い2

さらに、倦怠感や頭痛、筋肉痛、関節痛などの強い全身症状が現われ、それが5日間程度続きます。

通常の風邪でも、これらの症状が現われることもありますが、発熱の場合はインフルエンザほど高くはありませんし、全身症状もほとんど現われません。 逆に、インフルエンザの場合は、風邪の鼻やのどなどの諸症状を併発することもあれば、もっとひどい場合は、気管支炎や肺炎などを併発することもありえます。 ですから急に高熱が出たり、全身症状が出た時は、すぐに病院に行かなければいけません。

でもできることならこうなる前に、予防できるものならしたいですよね。 では、インフルエンザを予防するためには、一体どうすればよいのでしょうか。

インフルエンザの予防法

インフルエンザの予防法でいちばん効果があるのは予防接種です。 ウィルスの種類が違えば効果がないと言われていますが、それでも何もしないよりかはずっと効果があります。

もちろんインフルエンザは、はしかなどとは違い、予防接種を受ければ感染しないという種類のものではありません。しかし予防接種を受けておけば、仮に感染しても発病を抑えたり、発病してしまった場合の重症化を防ぐことは十分に可能です。

インフルエンザのワクチンは、摂取してから抗体ができるまで数週間かかるので、今日いますぐにでも摂取することをオススメします。

予防接種はちょっと…という人は、インフルエンザに限らず、冬の感染症の予防をきちんとすることが重要です。マスクをしたり、手洗いうがいをきちんとしたりすることである程度の予防はできるでしょう。

しかし、インフルエンザそのものに対していちばん効果があるのは結局は予防接種だけです。発症してから「病院に行く時間がない…」などとグズグズして、先延ばしにした結果長期間寝込むくらいなら、今少しの時間をとって、後で苦しまない方を選んだ方がよいのではないでしょうか。 今のうちにできることはやっておくようにしましょう。

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