クモ膜下出血│クモ膜下出血とは、クモ膜下出血の症状、クモ膜下出血の治療・予防・治し方、クモ膜下出血の改善・解消、クモ膜下出血の原因

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クモ膜下出血 ( くも膜下出血 )

クモ膜下出血とは、クモ膜下出血の症状、クモ膜下出血の治療・予防・治し方、クモ膜下出血の改善・解消、クモ膜下出血の原因

クモ膜下出血とは?

クモ膜下出血とは、脳の表面を覆っている軟膜と、その上を覆っているクモ膜の間の血管が破裂して出血が起こる病気。脳卒中の一種。
ほとんどの場合、脳動脈瘤が破裂することで起こり、他の脳卒中の中では比較的若い世代に起こりやすい。最も多い年齢が40~50代で、20代でも発症することがある。脳卒中の中では10%弱程度の発症率だが、クモ膜下出血を起こすと3分の1が死亡してしまう恐ろしい病気。

クモ膜下出血の原因

クモ膜下出血の原因は、脳動静脈奇形、脳腫瘍、白血病などがあるが、クモ膜下出血の85%は脳動脈瘤が破裂することによって起こる。
脳動脈瘤とは、脳の動脈にコブ状のものができる状態を指すが、この脳動脈瘤ができる原因は明らかになっていない。先天性の場合も多く、20代、30代でクモ膜下出血を発症する人は先天性の脳動脈瘤に依るものが多いとされる。
家族にクモ膜下出血で倒れた人がいる場合は注意した方が良い。定期的に脳神経外科で検査を受け、動脈瘤がないかを検査しておく方が良い。また、ちょっとした症状を見逃さないようにしよう。
また喫煙や過度の飲酒、肥満、運動不足、過度のストレス、過労なども発症原因になる可能性も否めない。生活習慣病すべてにおいて共通して言えることだが、健康的な食生活と適度な運動、適度な飲酒、禁煙が大きな病気から身を守るためには必要不可欠ということ。

クモ膜下出血の症状

クモ膜下出血は「今まで味わったことのないような激しい頭痛」と言われるほど、強い激痛が頭部、特に後頭部を襲う。吐き気や嘔吐、けいれんなどを伴い、突然意識を失って倒れることもある。すぐに意識を回復し、頭痛が治まったとしても、こういった症状があらわれた場合はすぐに救急車を呼んで病院に行くこと。クモ膜下出血の発作はほとんどの場合、24時間以内に再発作が起こるからだ。
クモ膜下出血の場合は、他の脳卒中の症状とは異なり、半身麻痺や言語障害などの症状はあまり見られない。

クモ膜下出血の治療法等

MRI検査を受けることで、まだ破裂していない脳動脈瘤を発見することができる。この動脈瘤を早めに確認し、経過観察をすることで、クモ膜下出血を未然に防ぐことができる。気になる症状がある人、遺伝的にクモ膜下出血が存在する人は、定期的にMRIを受けることをお勧めする。

クモ膜下出血が発症すれば、すぐに外科的手術が行われる。外科的手術の方法は大きく分けて2つ、直達手術と血管内手術がある。
直達手術は、破裂した動脈瘤の根本をクリップを挟んで止血する方法。多くの場合、この方法が選択されるが、最近では血管内手術も増えてきている。脳血管内手術とは、カテーテルを足の付け根から挿入し、動脈瘤まで流し込み、通電によって血栓化して切り離す手術。ただし、この手術法は専門的技術を要するため、どこの病院でもできるとは限らない。
クモ膜下出血は、発作後の合併症が心配されるため、その後もしばらく入院してさまざまな治療を乗り越えなければならない。後遺症がある場合はリハビリも行い、血圧管理をしながら食習慣の改善が必要になることも少なくない。

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