高血圧とは
継続的に最高血圧が140mmHg以上又は、最低血圧が90mmHg以上の状態を指す。塩分の過剰摂取、
タンパク質や脂質の不適切な摂取、肥満、飲酒、精神的ストレス、自立神経の調節異常、過剰な肉体労働、喫煙などが原因と言われる。 高血圧による
動脈硬化は、
脳出血や
脳梗塞、
大動脈瘤、
腎硬化症、
心筋梗塞、
眼底出血などの原因になり、心臓に大きな負担がかかった結果、心臓が肥大し心不全を引き起こすこともある。現在国内の3500万人が、高血圧の症状を持っていると言われている。
高血圧に効果的な食事
高血圧の人の食事は
塩分を控えることが基本。加えて、塩分を排泄する働きがある
カリウムや
食物繊維を積極的に摂取することが大切。
カリウムが豊富な食品としては、
海草類、
キノコ類、
緑黄色野菜など。また
バナナや
メロンもカリウムが豊富なため、デザートを選ぶならこうした果物がおすすめ。
緑茶や
コーヒーにもカリウムが多く含まれている。
大豆にもカリウムは含まれているが、水に溶けて流れてしまいやすいため、水を使って加工している
豆腐などよりも、大豆を発酵させた
納豆や、大豆をそのまま挽いた
きな粉の方が良い。
食物繊維も重要だが、
カリウムと同じく海草類やキノコ類などに多く含まれているため、こうしたものを中心にした食事を心がけることが大切。
さらに
マグネシウム不足になることで高血圧を引き起こすこともあるため、マグネシウムが不足しないようにすることも重要。
マグネシウムは
海草類や
種子類、
ゴマや
大豆製品、
ココアなどに多く含まれている。
まずは塩分を摂りすぎないことだ第一。
味噌や
しょうゆ、
漬け物、
干物、
ラーメンなどは塩分が高く、こうした一般的な日本食の文化が日本人の高血圧発症率を高めている原因とも言える。日本人は平均して塩分の摂取量が他国と比べて多い。
味噌汁やラーメンは半分は残す、干物をやめて焼き魚にする、しょうゆを控えるなど、日頃の食習慣からの改善をはかることが非常に大切だと言える。