コレステロールとは?コレステロールとマヨネーズ

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『マヨネーズの真相』 コレステロールを上げる?下げる?

コレステロールとマヨネーズの関係をご紹介します

コレステロールとは?コレステロールとマヨネーズ

決してメインにはならないけれど、食卓から欠かすことのできない調味料。中でもマヨネーズは「マヨラー」という言葉ができたほど、好きな人は好きですよね。マイマヨネーズを持ち歩いている人もいるとか…。
そんなマヨネーズも、主な原材料が卵、油、酢、塩であるため、動脈硬化など生活習慣病が気になる人には敬遠されてきました。しかし、適量摂取であれば、実は気にする必要はなく、むしろ高脂血症の人の場合は、コレステロール値を下げる効果もあるそうです。
今回は、そんなコレステロールとマヨネーズの関係をご紹介したいと思います。

そもそもコレステロールとは?

コレステロールという単語はよく耳にするかと思いますが、コレステロールとは一体何でしょうか?
コレステロールとは、脂質のことです。コレステロールは余分なものというイメージがあるかもしれませんが、体内の細胞やホルモンを作るためには欠かせない成分でもあります。
そして、コレステロールというものは、実は体内で合成することができます。体内で合成される量が1〜1.5gであることに対し、意外にも食事から摂れる量は0.3〜0.5gです。カラダの機能が正常であれば、肝臓のコレステロール量を基準に、その量が一定に保たれるようになっています。
しかし、なんらかの原因により、肝臓のコレステロールの量にはさほど変化がないのに、コレステロールが血管をふさぐようになると、血管内のコレステロール量は調整できないため、最終的には動脈硬化などになることとなります。

コレステロールがどんなものかということについては、簡単に理解していただけたでしょうか。では次に、コレステロール値を上げる食品の代名詞のようなマヨネーズとの関係について見ていくことにしましょう。

コレステロールとマヨネーズ

さて、ようやく本題です。マヨネーズは本当にコレステロール値を上げる原因となっているのでしょうか。

冒頭でも触れたように、マヨネーズの原料には、卵や油が使われています。卵はコレステロール値が高めの食品ですし、油も含まれていることから、警戒したくなる気持ちもわかります。  それに、その原料を見ればわかるように高カロリーであることは否めません。大さじ1杯のカロリーはお茶碗半分程度のご飯に相当するとも言われます。

しかし、まず卵にはコレステロールも多く含まれていますが、逆に卵に含まれるレシチンは、コレステロールを下げる効果があります。食べ過ぎはよくありませんが、卵は栄養価が高いので、1日1個程度はむしろ食べた方がいいとも言われる食品です。
また、マヨネーズの原料として使われる油は植物性油脂なので、コレステロールは含まれていません。その上、これもまた逆にコレステロール値を下げる効果もあります。

というわけで、結論としては、適量のマヨネーズを継続して食べる分には、コレステロール値が上がる心配はありません。1日15g程度(大さじ1杯程度)であれば気にせず食べるとよいでしょう。それでも気になるという人には、コレステロールがまったく含まれていないマヨネーズも市販されているのでそれを摂るとよいかと思います。
せっかくおいしい調味料ですから、神経質になりすぎず上手に利用したいものですね。

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