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運動せずに脂肪を燃焼!?  健康野菜ゴーヤー

ウリ科の植物であるゴーヤーは、その苦さから、にがうりとも呼ばれています。
ビタミンCの含有量が抜群に多く、その量はキュウリの10倍もあります。
また、種に含まれる共役リノール酸には、リパーゼ(脂肪燃焼酵素)の働きを活発にする上、
分解された脂肪が再度脂肪に戻るのを妨げる働きがあります。

ゴーヤーは、運動せずに脂肪を燃焼することができる、運動不足な方にはもってこいの健康野菜ですね。

【詳細】   運動せずに脂肪を燃焼!?  健康野菜ゴーヤー
 
近年の健康ブームで、沖縄の食品が注目を集めています。その中でも、メジャーな食品がゴーヤー。にがうりとも呼ばれていますよね。ゴーヤーは、ビタミンCが豊富な上に、ゴーヤーの種に含まれる成分には、運動をしなくても脂肪を燃焼させる効果があります。今回は、そんな健康野菜ゴーヤーについての情報をお届けします。
 
■ ゴーヤーとは…?

ゴーヤーとは、キュウリなどと同じウリ科の植物で、苦味があるため、にがうりとも言われています。沖縄では昔から、夏バテ対策として頻繁に利用されていましたが、近年ではその栄養素の高さと沖縄ブームから、全国的にも健康野菜として定着してきました

ゴーヤーは、ウリ科の中では、ビタミンCの含有量が抜群に多く、その量はキュウリの約10倍になります。また、通常ビタミンCは加熱すると壊れやすいのですが、ゴーヤーのビタミンCは、加熱してもほとんど壊れません。また、ビタミンC以外にも、β-カロテンや、ビタミンB1、カリウムなども豊富に含まれる野菜です。

■ ゴーヤーの種に含まれる脂肪燃焼効果のある栄養素

今回注目の成分は、ゴーヤーの種に含まれる「共役リノール酸(CLA)」という成分。この成分は、痩せる体質を作るとして、数年前からアメリカのアスリートやボディビルダーの間で流行り始め、日本でもテレビで紹介されたことから流行の兆しが見えています。
リノール酸とは不飽和脂肪酸といわれる、必須脂肪酸の一種。コレステロール値を下げる効果があり、紅花(サフラワー)に多く含まれている成分です。これに「共役」がついた共役リノール酸とは、リノール酸からできる物質で、化学式は同じですが、構造も効果もまったく異なるものです。

脂肪を燃焼させるために必要なのは、脂肪分解酵素「リバーゼ」。リバーゼが活発に動いていれば、余分な脂肪はどんどん分解されていきます。そして、そのリバーゼの働きを促進するのが、この共役リノール酸(CLA)なのです。
通常は運動することで、このリバーゼは活発に働くのですが、共役リノール酸(CLA)は、運動しなくても、リバーゼの活動を活発にしてくれます。しかし、せっかく分解した脂肪も、時間が経って燃焼しきれなかったものは、再び脂肪に戻ってしまいます。そこで再び登場するのが、共役リノール酸(CLA)。この共役リノール酸(CLA)は、脂肪に戻ろうとする動きに、ブレーキをかけてくれる働きもしてくれるのです。

これらの働きによって、運動することなく、脂肪を燃焼し続けることができるんですね。運動不足で、脂肪が気になる皆さんには、魅力的な成分ですね。

 
■ ゴーヤーの効果的な摂りかた

最近は全国のスーパーでもゴーヤーを買うことができるようになりましたね。そんなゴーヤーを選ぶときは、太くて濃い緑色のもの、そして表面のイボがつぶれていないものを選びましょう。

ゴーヤーのビタミンCを効果的に摂るには、タンパク質を一緒にとること。加熱してもビタミンCが壊れにくい特徴を活かし、β-カロテンを最大限摂取するためにも、油を使った調理法がオススメです。苦味をなくしたいときは、ゴーヤーの表面を塩もみして、少しおいてから水洗いするとよいでしょう。

一方、共役リノール酸(CLA)を摂りたい場合の摂取方法ですが、種はフライパンなどで煎ってすりつぶして食べると効果的です。ゴーヤーが苦手という方は、最近市販の、ゴーヤー茶などで摂るのがよいかと思います。

みなさんも、健康効果いっぱいのゴーヤーを試してみませんか?

 

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