健康診断で気になる数値 「γ-GTP・GOT・GPT」 |
お酒をよく飲む人がもっとも気になる臓器が肝臓。 沈黙の臓器と言われるだけに、気づいたときには手遅れということも多いので 定期診断による早期発見は欠かせません。 診断でわかる肝機能数値の正常値は以下の通りとなっています。 γ-GTP…正常値 男性10~50IU/L 女性9~32IU/L これを下回っている分には問題ありませんが、上回っている場合には、 |
【詳細】 健康診断で気になる数値 「γ-GTP・GOT・GPT」 |
お酒をよく飲む人が、気になるカラダの臓器と言えばやはり肝臓ですよね。肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、自覚症状が現われにくく、気づいたときにはもう手遅れ…ということも十分にありえます。 というわけで早期発見のためにも定期的な健康診断は欠かせません。 そこで今回は、健康診断でわかる肝臓とかかわりの深い肝機能数値について、ご紹介したいと思います。 |
■ γ-GTP(ガンマ・ジーティーピー) |
肝臓ともっとも関わりが深く有名なものはγ-GTPです。γ-GTPの正式名称は「ガンマ・グルタミルトランスペプチダーゼ」と言います。 以下、数値と疑われる病気について書いておきますので、参考にしてください。数値が100を超えた場合は、禁酒も覚悟し、病院にも行くようにしましょう。 ・10~50(成人男性) |
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■ GOTとGPT |
この2つは、どちらもタンパク質を分解してアミノ酸をつくる酵素で、GOTの正式名称を「グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ」、GPTの正式名称を「グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ」と言います。 これらは、肝臓に含まれる酵素で、肝細胞が壊れたり、細胞膜の透過性が増すことで、血液中に酵素が流れ出すことで、数値があがります。したがって、肝臓に異常があった場合は、ほとんどの場合両方の数値が上がりますが、GOTの数値だけが上がって、GPTの数値が上がらない場合は、心筋梗塞や筋肉の組織が壊れたなどが考えられます。 肝臓において、GPTとGOTの数値を比べると、脂肪肝や慢性肝炎の場合はGPTがGOTの数値を上回り、症状が肝硬変に進行すると逆転してGOTがGPTを上回ることになります。 正常値はGOTが8~40IU/L、GPTは5~45IU/Lです。これより低いからと言っても特に問題はないのでご安心ください。
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