運動不足な人 No.25 | 更新日;2006/05/26 |
ふとした時に襲われる ■ ギックリ腰の対処法 |
重いものを持ち上げた時、カラダをひねった時などに突然起こるギックリ腰。 ギックリ腰になったら2~3日は安静にし、痛みがあるうちは冷やしましょう。 ギックリ腰は、長時間座ったままの仕事をしている人の方が起こりやすいもの。 |
【詳細】 ふとした時に襲われる ■ ギックリ腰の対処法 |
新聞をポストから取り出す時、ゴミ袋を閉じようとした時…腰に激痛が走った経験ってありませんか?それはいわゆるギックリ腰です。でもギックリ腰ってどういう状態なのでしょうか?またどう対処したらいいのでしょう?さらにはどうすれば予防することができるのでしょうか。今回は、そんなギックリ腰について取り上げてみたいと思います。 |
■ ギックリ腰とは? |
ギックリ腰という言葉は、突然起きる腰痛の代名詞のように使われていますね。ギックリ腰は「突発性腰痛」のことです。 では、このギックリ腰は、何が原因でどんな症状が出るのでしょうか。 |
■ ギックリ腰の原因と症状 |
ギックリ腰は次の3つの種類に分けることができます。 ○捻挫(ねんざ) 一番多いのがこの捻挫です。腰が捻挫?と思うかも知れませんが、突発的な腰痛の約9割はこの捻挫です。 一方、不意な動きによって、腰に少し痛みを感じたもののそれほどでもない…と余り気にせずにいたら、翌朝立てないという場合は、骨盤が歪んで腰の周りのじん帯が伸びてしまったということが考えられます。
ギックリ腰=椎間板ヘルニアと思っておられる方も多いかもしれませんが、実際は少し違います。椎間板ヘルニアは、ギックリ腰の一種です。
一時的な椎間板の変形は、中高年以上に多く見られます。長期に渡って痛みを感じるというよりかは、椅子から立ち上がったり、寝返りを打つときなど、一時的に痛みを感じることが多いようです。 |
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■ ギックリ腰になったら… |
ギックリ腰は、劇的に治るような治療法もないので、治るまでには少なくとも1ヶ月くらいかかります。ギックリ腰になったらまず、2~3日間は極力安静にしているようにしましょう。 逆に痛みがひいてからも冷やし続けていると、冷えによって血行が悪くなり、かえって完治するのに時間がかかってしまいます。痛みが引いたら冷やすのはやめるようにしてくださいね。 |
■ ギックリ腰を予防するには… |
まずは、膝を伸ばしたままの姿勢で下の物を持ち上げようとしないことです。持ち上げるときは、足を曲げてしっかりと腰を入れ、膝を使って持ち上げるようにしましょう。 また、腰周りの筋肉、つまり腹筋や背筋を鍛えることで、腰を守ることができます。 寝るときは、背中を丸めてひざを曲げて寝るのがいちばん楽な姿勢です。仰向けに寝るときも、まっすくではなく、ひざを軽く立てるようにしましょう。うつ伏せに寝るのは、腰が反って負担が大きいので、避けた方がいいですね。 思いの外、大切な腰。腰を悪くすると何をするにも支障が出てしまいます。変な体制で重いものを持ったり、急激な運動をしたりして、腰に負担がかかるのは避けましょう。若いからと言って大丈夫というものでもありません。また一度腰を悪くすると、それがクセになり、頻発してしまうことにもなります。 |