コレステロールとは細胞膜の成分で体内の構造脂質のこと。主に
血液検査によって診断され、総コレステロールの正常値は120~220mg/dlで、平均が190mg/dlと言われる。高値の場合、
動脈硬化や
糖尿病、
胆石、甲状せん機能低下症、
ネフローゼなどが、低値の場合は
肝硬変、甲状せん機能亢進症などの疑いがある。 高コレステロールであっても、それだけでは自覚症状もなく、日常生活に差し支えはない。30歳以上の男性の約29%、女性の約34%が高コレステロールの可能性があると言われている。
※mg/dl(ミリグラム・パー・デシリットル)=日本やアメリカで使われている濃度の単位。
血液中を運搬される際にたんぱく質と複合して
リポ蛋白となる。リポ蛋白のたんぱく質含有割合の違いにより、
HDLコレステロール、
LDLコレステロール、
VLDLコレステロール、
カイロミクロンに分類される。
HDLコレステロールはいわゆる
善玉コレステロールと呼ばれ、
LDLコレステロールは
悪玉コレステロールと呼ばれる。