心筋梗塞│心筋梗塞とは、心筋梗塞の症状、心筋梗塞の治療・予防・治し方、心筋梗塞の改善・解消、心筋梗塞の原因

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心筋梗塞 ( 心筋こうそく )

心筋梗塞とは、心筋梗塞の症状、心筋梗塞の治療・予防・治し方、心筋梗塞の改善・解消、心筋梗塞の原因

心筋梗塞とは?


心筋梗塞とは、心臓の筋肉(心筋)に血液を送る冠動脈が、動脈硬化などによって血管が細くなり、血栓(血の塊)が血管をふさいでしまうことで、心臓に血液が送られなくなる病気。そのまま心臓に血液が供給されないと、やがて心臓が壊死する。
この前段階、心筋への血液供給不足の状態を狭心症といい、胸の辺りが重苦しくなる。
ただし、いつも狭心症から発展して起こるわけではない。狭心症の症状はなくても、突発的に心筋梗塞の発作が起こることも少なくない。

心筋梗塞の原因


直接原因は冠動脈にできる動脈硬化や血栓であるが、そういった状態に陥るまでには生活習慣が大きく関係する。肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙、ストレス、過剰飲酒、運動不足など、悪疫な生活習慣を続けることによって、狭心症や心筋梗塞の発症リスクを高めてしまう。特にこれらの要素が複数重なることで、その発症リスクは倍々ゲームに膨れあがってしまう。特に若い人に見られる突発性の心筋梗塞はヘビースモーカーの人に多いと言われている。
また、心筋梗塞は世界的な統計調査で「月曜の朝に発作が起こることが最も多い」とされている。

心筋梗塞の症状


ナイフで胸をえぐられているような、誰かに心臓をギュッと握られているような、刀を突き刺されているような、などと表現されるほど、強烈な痛みが続く。痛みは心臓部だけでなく、上半身全体や肩や腕、背中にまで及ぶこともあり、どこが痛いのかさえわからなくなってくる。また、脂汗が出て、動悸や息切れ、呼吸困難を伴い、意識が薄れて失神することもある。
胸部の痛みが15分程度で治まる場合は狭心症の可能性が高いが、それ以上に強い痛みが続くようであれば、心筋梗塞にまで至っている可能性が強い。
突然発作的に強烈な痛みを感じた場合は、すぐに救急車を呼び、CCU(心臓集中治療施設)のある病院に搬送してもらわなければ危険だ。心筋梗塞を起こすと、30分から1時間ほどで心筋の細胞が死んでしまうため、緊急を要する。

心筋梗塞の治療法等


心筋梗塞の発作が起きれば、一刻も早く専門の病院に搬送し、適切な治療を受けなければならない。発作後すぐにCUUのある病院に運ばれれば、9割は助かると言われている。しかしながら、病院に到着する前に3~4割の人は亡くなってしまう。
その主な原因は「心室細動」と呼ばれる心臓のけいれんのようなもの。発作直後に激しい不整脈が起こると、心室細動の可能性がある。この場合、一刻も早く電気ショックによる治療が不可欠だ。
一般的な心筋梗塞の治療は、カテーテルによるステント治療やバイパス手術が行われる。ステント治療とは、カテーテル(細い管)を使った冠動脈の形成術。この手術ではステントと呼ばれる金属製の筒を植え込む方法が主流。足の付け根の血管などからカテーテルを入れ、冠動脈の入り口あたりに血管を拡げるようにしてステントを植え込む。こうして詰まりつつあった冠動脈を拡げる手術だ。

冠動脈バイパス手術とは、詰まりつつある血管とは別に、心臓に血液を送る迂回血管をつくる。ほとんどの場合、開腹する大がかりにな手術になるため、本人の体力と手術医の技術や設備も重要になる。手術法には心臓を止めて人工心肺をつけて行う方法と、心臓を止めずに動かしたまま手術を行う方法とある。状況によってできる、できないがあるので医者とよく相談して決めよう。
狭心症も心筋梗塞も、手術を受けて完全に治ったと思っていても、再発することも少なくない。手術後しばらくは生活習慣にも気を付け、健康的な生活を送っていても、5年、10年と経つと、油断してしまい、喫煙や過剰飲酒を再開してしまうことによって、病気が再発する。油断大敵、気を付けよう。
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自分のカラダが気になった人は是非一度トライしてみては?

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