目の疲れ・眼精疲労の原因? 『ドライアイに注意しよう!』ドライアイでは、目が乾燥した結果、角膜が傷つくことも
ドライアイとは?ドライアイの症状。ドライアイの改善・回避策
最近、目の疲れが気になる人が増えてきています。1日中パソコンと向かい合っている人、1日中運転している人など、目を酷使する仕事をしている人は特に目の疲れが気になるでしょう。 目の症状もいろいろありますが、特によく耳にするのが「ドライアイ」ですよね。ドライアイとは一体どのような症状なのか、今回はドライアイについてご紹介します。 ドライアイってどんな症状??ドライアイという言葉をよく耳にするかと思いますが、どのような症状かみなさんはご存知ですか?ドライアイをそのまま日本語に直すと「乾燥した目」ですが、目が乾燥している状態だけを指しているわけではありません。普段の生活や環境など様々な原因によって、涙の量が減ったり、働きが悪くなることによって目の表面に傷ができてしまう症状を指しています。 普段から少しずつ、人間の目からは涙が出ています。それは目の表面を保護したり、酸素や栄養分を補給したり、ゴミや細菌の侵入を防ぐためです。 しかしながら、涙が乾いたり涙の働きが悪くなると、角膜に穴が開いてしまいます。通常はできてしまった穴も涙によってふさがれていくのですが、涙の量が減るとそれができなくなり、傷つきやすい角膜が露出してしまうのです。 通常はまばたきすることによって目全体に涙が行き渡るのですが、テレビやパソコン画面など、1点に集中して凝視していると、まばたきの回数は4分の1程度にまで減ってしまうのです。そのため、涙が目全体に行き渡らず、傷つきやすい角膜が表面に出てしまい、目が傷つくことになるわけです。 以下のような症状に心当たりのある人は、もしかしたらドライアイかもしれません。
・目が疲れやすい では、上記のような症状に心当たりのある人はどんなことに気をつければよいのでしょうか。 ドライアイを避けるにはドライアイを避けるために、一番重要なことは、何よりもまず目を乾燥させないことです。では、具体的にどのようなことをしていけばよいのでしょうか。 ・まばたきの回数を増やす先ほども書いたように、まばたきによって涙は目全体に行き渡ります。テレビや映画、ゲーム、パソコンなどに集中していると自然とまばたきの回数が減ってしまっているので、意識的に回数を増やすようにしましょう。 ・パソコンの画面は目線より下に置くパソコンの画面を目線より下に置くと、目のあいている部分の面積が減るので、蒸発する涙の量を減らすことができます。パソコンの画面の反射や、小さい文字を凝視することも、目に負担がかかるので、画面の反射を防いだり、文字を大きくするなど、目に与える負担を減らすように心がけましょう。 ・エアコンにあたらないようにするエアコンのよくきいた部屋は空気がとても乾燥しているので、近くに濡れタオルを置いたり、コップ一杯の水を置くなど、空気の乾燥を防ぐ工夫をしてみましょう。もちろん、エアコンや扇風機の風が直接あたると、目が乾く原因になるので注意してくださいね。 ・目薬をさす目が乾燥しがちな人は、目薬を用いるのが一番です。 できれば眼科で処方してもらう方がいいのですが、市販のものを使う時は、防腐剤の入っていないものを使うようにしましょう。特に、目薬をさした時に目がしみる…という人は、目の表面に傷がついている可能性があるので、傷口から防腐剤が入り、かえって目に悪影響を与える場合があります。そんな場合は1回ずつ使い切りタイプの目薬がお勧めです。 ・コンタクトレンズは避ける目の疲れや症状が気になる時はコンタクトレンズは避けた方が無難です。 コンタクトレンズを装着するということは、角膜にフタをしているのと同じことです。そうなると、涙も酸素も直接目には行き渡りにくくなります。また、コンタクトレンズをしていると、目の異常にも気づきにくいので、少しでも上記のような症状を自覚したときは、装着せずにしばらく様子を見たほうがよいでしょう。 ・徹夜はしない不規則な生活を送っているみなさんには難しいかもしれませんが、目の潤いを保つためにも、徹夜はよくありません。人間はもともと、夜になると涙の出る量が減るので、そのまま起きていて朝を迎えると、目はカラカラの状態になってしまい、角膜を傷つける原因になってしまいます。 どうしても徹夜作業などがあるときは、今まで上げてきたようなことを、特に意識するようにしましょう。 目は死ぬまで使用する大切な器官です。目をつぶって何かを食べても、味覚だけではイマイチ何を食べたかわからない…というように、目から入ってくる情報は私たちにとって非常に重要な意味を持っています。一生付き合い続ける目。ちょっとくらい…と乱暴に扱うことで、将来に大きな足かせをすることになる可能性も否めません。お肌や髪、歯などと同じように、目もきちんとケアし、いたわって大切に使い続けるように心がけて欲しいものです。 |