肺がんとは?
肺ガンとは、その名の通り、肺にできたガン(
悪性新生物)。年々増加し、今では日本人のガンの中で死亡率が最も高い。
肺ガンは1A、1B、2A、2B、3A、3B、4の7期に分けられ、1Aが一番初期でガンの直径が3cm未満で転移が見られない状態を指す。早い時期に見つかれば、切除手術で根治できる。しかし病期が進むほど、5年生存率は低くなり、1A期では80%近い5年生存率があるのに対し、4期では19%程度となる。そのため、できる限り早い段階で発見することが肝心だ。また、切除手術をしても再発する可能性も少なくないため、術後の対策が大きな課題。
検査は
X線撮影が主だが、それで必ずわかるわけではないため、喫煙者は特に2年に1度くらいは
CT検査を受けた方が良い。
肺がんの原因
現代人の主な原因は圧倒的に喫煙によるもの。本人は喫煙していなくても、
タバコの煙を吸い込む環境下に長時間いる人も同様。また、近年大きな問題となっている
アスベストなどの粉塵を吸ってしまう仕事に就いてきた人なども要注意だ。
肺がんの症状
肺ガンの早期は自覚症状がまったくない場合が多い。定期検診の
X線撮影などで
肺に影がうつり、詳しく調べてみるとガンだったという発見ケースが最も多い。
肺ガンの症状はガンができる場所によって様々だが、一般的には
咳や
痰、
血痰、
喘息など。これが進行すると胸の辺りに痛みを感じたり、食べたものが詰まっている感じ、声が枯れるなどがある。これらはガンが
食道付近の
リンパ節に転移したために起こる場合が多い。また、小指や腕がしびれる、肩が痛いなどの症状もある。
肺がんの治療法等
ガンと診断されれば、手術と
抗ガン剤治療が行われるのが一般的。術後は
薬物療法に加えて
化学療法や
放射線療法を組み合わせて行われる。再発が心配される病気のため、術後の再発防止策として適切な治療を長期間、受けることが大切。
早期の場合は、
胸腔鏡手術が選択できる場合もある。
胸腔鏡手術は胸に小さな穴を数カ所開け、そこから器具を挿入してガンを切除する。
開腹手術に比べてカラダへの負担も少なく、傷も少しできる程度で痛みも少ない。ただし、初期であってもガンのできた場所によっては
胸腔鏡手術が実施できない場合もあるため、医師との相談が必要。
また、本サイト内で環境ホルモン危険度チェックという無料診断チェックができます。
自分のカラダが気になった人は是非一度トライしてみては?