脳卒中
脳卒中とは、脳卒中の症状、脳卒中の治療・予防・治し方、脳卒中の改善・解消、脳卒中の原因
脳卒中とは?
脳卒中とは、脳の血管が破れたり、詰まったりする脳血管の障害で、その症状がある程度持続するものを総称して脳卒中と言う。専門的には脳血管障害と言う。
脳卒中には、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などがある。日本では、脳卒中の中で脳梗塞の発症が最も多い。
脳卒中は日本人の死亡原因の第3位となっており、死亡には至らなくとも、脳卒中の発作が原因で半身不随や言語障害などの後遺症を患う人が多い。
脳卒中の原因
食生活の変化に伴い、高血圧や高脂血症、糖尿病が急増し、それが起因して脳卒中を引き起こすとされている。また高齢になるほど発症率は高くなる。
近年では塩分摂りすぎに依る高血圧が問題視されるようになったため、塩分過多に気を配る人が増え、高血圧が原因の脳出血は全体の20%弱に。これに変わって脂質過多による高脂血症や脂質、糖質過多による糖尿病などの生活習慣病が激増していることによって、脳梗塞を引き起こす例が急増し、脳卒中全体の75%を占めている。
また喫煙や過度の飲酒、肥満、運動不足なども発症原因になっている。生活習慣病すべてにおいて共通して言えることだが、健康的な食生活と適度な運動、適度な飲酒、禁煙が大きな病気から身を守るためには必要不可欠ということ。
脳卒中の症状
脳卒中の代表的な症状としては、手足のしびれ、半身麻痺、意識障害などがある。
脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血のいずれかによって多少症状が異なるものの、共通して言えるのは急に症状があらわれることだ。頭痛や吐き気、嘔吐、半身麻痺、視野や視力の異常、上手くしゃべれないなどの症状が突然起こる。クモ膜下出血の場合は後頭部に激痛が走ることが多い。
ただ、脳梗塞の場合は、たまに一過性脳虚血発作と呼ばれる前触れが起こる場合がある。これは一時的に脳の血管が小さな血栓などで詰まって起こる。
片側の手足だけしびれる、脱力感、言葉が出ない・上手くしゃべれないなどの言語障害、片方の目が見えないといったものだ。ただ、これらは一時的なもので、すぐに症状が消えるため、気のせいだと見過ごされ、後になって前触れだったと気づくことが多い。しかし、一過性脳虚血発作が起こった直後に本格的な発作が起こる確率が高いため、こういった症状が出たら、すぐに病院に行くこと。
脳卒中と聞くと、突然意識を失って倒れる、というイメージがあるが、症状がそんなに重くなければ、必ずしも意識を失うわけではないので、軽い症状でも見過ごさないように注意が必要。
脳卒中の治療法等
脳卒中は脳血管障害の総称のため、発症したそれぞれの病気によって治療法は異なる。それぞれの詳しい治療法は、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血のページを参照のこと。
基本的には脳卒中の治療には大きく分けて薬物療法と外科的手術による治療が行われる。
薬物療法では血液が固まるのを防いだり、詰まった血栓を溶解させて血流を回復させるなどの作用がある治療薬を用いる。これらの薬物療法は、急性期にすみやかに治療が施される場合において有効で、その後の後遺症を軽減させられる期待ができる。
また外科的手術では、破れた動脈瘤にクリップをして出血を止めるなどの方法がある。
脳卒中の治療においては、何と言ってもその後の生活習慣の改善が最も重要になる。脳卒中は再発する可能性が高いため、後遺症やリハビリなどに加え、生活習慣を大幅に改善し、健康的な食生活と適度な運動、休養を心がけることが重要。
また注意したいのが、ワーファリンなど、処方される治療薬によっては、ハーブ類などの健康食品、サプリメントと組み合わせることで効果が半減することがあるため、健康食品等を摂る場合は、必ず担当医師に相談してからにすること。
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