枕の素材は?枕の高さは?

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どれがいいかわからない?! 『枕の素材と選び方』

快適な睡眠を手に入よう!低反発ウレタン、ソバがら、パイプ素材、羽根・エステル、ヒノキ、備長炭、竹炭素材の枕などの紹介

枕の素材は?枕の高さは?

今や快適な睡眠を手に入れるためには欠かすことのできない枕。安価なものから高価なものまで、様々な素材のものが販売されています。
でも、お店で実際に寝ころんで選ぶのにも抵抗があるし、なかなか店員さんにも聞きにくい…また価格に幅がありすぎるし、何がどういいかもわからないと思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は「枕の選び方」についてご紹介したいと思います。

枕の素材

市販されている枕には、様々な素材のものがあります。では、それぞれの素材にはどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

▼パイプ素材の枕

もっとも手に入れやすく無難な枕は、恐らくこの枕かと思います。通気性もいい上に、ホコリも溜まりにくく、寿命も長いので使いやすい枕です。価格も安いものでは1000円前後から市販されています。ただし、パイプのサイズが少し大きいので、ゴツゴツした感じが苦手な人は使いにくいかもしれません。

▼羽根・エステルを使用した枕

こちらも、パイプ素材のものと同じくらいポピュラーな枕です。
価格も安いものが多いので(1000円前後~10000円前後)購入しやすいのですが、羽根やエステル(綿のような素材)ですので、ホコリがつきやすいのが難点です。アレルギー体質の方は使わない方がよいかもしれません。また、ホコリがついても洗うことができませんし、長期間使っていると、せっかくのフワフワ感がなくなってくるので、寿命は短め(1年から1年半程度)です。ただし、高級なものだと、最近は丸洗いできるものなども市販されているので、あのフワフワした感じが好きな人にはオススメの枕です。

▼ソバがらを使った枕

日本で昔から利用されてきたソバがらの枕。吸湿性がいいので、夏場にはひんやりと気持ちよく使えるのですが、冬場はそれが冷たく感じてしまうことがあります。また、吸湿性がよい分、湿気が溜まりやすいのが難点です。素材がソバがらなので、長期間使っていると中のソバがらが割れてしまい、中の花粉が飛び散ってしまうことがあるので、アレルギー体質やぜんそく気味の人は使用しない方がいいでしょう。もちろん、そばアレルギーの人はソバがらの枕の使用は厳禁です。ちなみに、ソバがらの枕の寿命は6ヶ月~1年程度と言われています。価格は、1000円以下のものからあるので、短期間で買い換えながら利用していく分にはオススメの枕です。

▼低反発ウレタン枕

近年もっともよく見かけるのが、この低反発ウレタン枕です。価格の差が大きく2000円くらいのものから15000円くらいのものまで様々なものがありながら、違いがわかりにくいので選ぶのが難しいかもしれません。低反発ウレタン枕の特徴は、枕が頭の形に合わせて変形してくれることです。柔軟に変形することで、無理なく自然な姿勢で寝ることが可能になります。人によっては肩こりや不眠が改善されることもあるそうです。しかし、低反発ウレタン枕の安価な目の粗いものは、寒くなると硬くなってしまうというマイナスな特徴があります。冬場に暖かい店内で試して気に入って購入しても、家に持ち帰ると硬くなっているなんてこともあります。逆に暑い夏場は軟らかくなりすぎるということも…。低反発ウレタン枕を購入する場合は、少々高価でも、店員さんに聞くなどして、気温によって変化しにくいものを選ぶようにしましょう。

▼ヒノキ、備長炭、竹炭素材の枕

これらは、自然の素材を使用しているので、リラクゼーション効果が高いと言われています。ヒノキの場合は、4000円~15000円くらいが相場です。値段は少し高価ですが、香りがよく虫も付きにくいのが特徴です。一方の備長炭や竹炭を用いた枕は、価格がだいたい2000円~15000円くらいです。炭には遠赤外線効果があるので、肩こりや冷え性の改善が期待できますし、ニオイもつきにくいという特徴があります。ただし、一つ一つのピースが大きいので、パイプ枕のようにゴツゴツした感じがあり、寝づらいと感じる人もいるので好みで選ぶといいでしょう。

枕の高さ

枕の素材の好みは人によって違いますが、同じように高い枕が好きな人、低い枕でないと寝られない人など、いろいろな人がいると思います。
しかし、好みの枕を使っていても、高すぎたり低すぎたりすると、カラダにマイナスな影響を与えることがあります。例えば、高すぎる枕だと、首筋の痛みや肩こりの症状が出る場合があります。また、いびきをかく原因の一つにもなります。一方、低すぎる枕の場合は、頭痛や肩こり、めまいなどの症状が表れることがあります。
もちろん、好き嫌いはあるかと思いますが、枕の高さは頭を置いた時の厚みが2~4センチ程度が基準です。肩こりやいびき、不眠の症状がある人は、一度自分の枕の高さを測ってみてください。実は、枕の高さに原因があるかもしれません。

最後に…

睡眠については、生活のリズムや体調などさまざまな要因が複合されるものなので、枕を変えれば万事解決!というわけにはいきません。しかし、相性の悪い枕で寝ているために良質な睡眠を得ることができていない可能性も否定はできません。

最近は、店頭でカウンセリングを受けながら、自分が一番気に入る素材、高さを提案してくれるオーダーメイドの枕専門店や、自分のカラダに合った枕かどうかを自宅で試すために、枕を数日間貸してくれるお店もあるようです。そうした枕はそんなに安いものではありませんが、睡眠は人間の健康にとって、とても重要な意味を持ちます。快眠を得ることで健康が改善されるのであれば、枕にある程度のお金をかけるのも高くはないでしょう。睡眠に不満がある人、どうも枕が合わないという人は、一度そういったサービスも利用してみるといいでしょう。自分に最適な枕に変えることで健康を手に入れることができるなら、とても安いものだと思いませんか。

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