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『牡蠣鍋を食べよう』 タウリンがいっぱい!

牡蠣は肝臓にも生活習慣病予防にも心臓にも、とっても有り難い食べ物

タウリンとは?タウリンはなぜカラダにいいのか?タウリンが多く含まれる食品

これから冬に向かっていくシーズン。冬と言えばお鍋ですね!その中でもお酒をよく飲む人は、牡蠣鍋を食べましょう。牡蠣は肝臓にも生活習慣病予防にも心臓にも、とっても有り難い食べ物なんです。その中でも今回は牡蠣に多く含まれている「タウリン」についてお話ししましょう。最近、CMなどでも「タウリン1000mg配合!」って言葉を耳にしますよね。でも、タウリンって何??今回は、そんなタウリンのお話です。

タウリンとは?

タウリンは硫黄を含む含硫アミノ酸の一種で、人間のカラダに最も多く存在しているアミノ酸です。魚介類や軟体動物に多く含まれていて、植物以外のほとんどの生物が体内で生成することができます。人間の場合、筋肉や胆汁酸と結合して存在しています。だいたい体重の0.1%のタウリンが、心臓や肺、肝臓、脳、骨髄などのあらゆる臓器や組織に広く存在しています。タウリンは哺乳動物の成長には欠かせない大切な栄養素であると言われています。
また、タウリンは過剰摂取してもカラダに悪影響はありません。体内の必要なところでのみ働き、不要なところではなんの働きもせず、余分なタウリンは、最終的には尿となって体外に排泄されてしまいます。

では、タウリンは具体的にカラダにどのような影響を与えているのでしょうか。

タウリンはなぜカラダにいいのか?

タウリンは、カラダのあちこちで、様々な効果を発揮しています。実際にどのようなものがあるのでしょうか。

○肝臓とタウリン

お酒をよく飲む人が、気になるのはやはり、カラダの中でも肝臓でしょう。昔から、黄疸の人や肝臓の悪い人は、貝類のみそ汁をと言われるのは、貝類はタウリンをたくさん含んでいるかです。タウリンは、肝機能の強化作用を持っています。肝臓病患者にタウリンを投与すると、肝臓によいタウリン抱合型胆汁酸が増えますし、過酸化脂質という有害物の増加を抑えるはたらきもあります。タウリンは、肝細胞を過酸化脂質から保護し、肝臓の機能を守ってくれるのだそうですよ

○心臓とタウリン

心臓は心筋細胞中のカルシウムを出し入れして、心臓の筋肉を動かし全身に血液を送り出しています。タウリンは、このとき、カルシウムの出入りを必要に応じて、コントロールしてくれる役目があります。動脈硬化などで血液量が不規則になったり、心臓がダメージを受けたときでも、タウリンは心臓が正常にはたらくための手助けをします。また、タウリンは心不全にも有効な成分であることが判明し、それに関連するむくみや呼吸困難、動悸といった症状にも効果的です。

○生活習慣病とタウリン

筋肉中に存在するタウリンは、有酸素運動で脂質の分解を促進して、スタミナをつけたり、ストレスを軽減したり、運動に伴う血圧上昇を適度にコントロールしてくれます。他にもインスリンを分泌を促進して、糖尿病を予防したり、高脂血血中のコレステロールを下げ、動脈硬化を予防したり、タウリンの交感神経を抑制する作用が、塩分過多による高血圧を改善してくれたり、生活習慣病の予防にも効果的だと言われています。

タウリンが多く含まれる食品

タウリンは、牛や豚、鶏などの肉類にはほとんど含まれていません。やはり牡蠣などの貝類に豊富に含まれていて、そのほかでは魚の血合い、イカ、タコなどの魚介類にたくさん含まています。
食品のタウリン含有量(mg/100g中)
・タコ 830mg
・イカ 770mg
・シジミ 110mg
・アサリ 380mg
・ハマグリ 1080mg
・牡蠣 1130mg

他にも、とこぶし、ホタテ、ズワイガニ、鯛、マグロやサバの血合いにも多く含まれています。でもやっぱり牡蠣が一番ですね。

タウリンは熱や調理によって、その性質が左右されるものではないので、飽きないように様々な調理や味付けで食べることができます。ただし、タウリンは水に溶け出しやすいので、調理したときのだしや、汁物にしたときは、そのお汁なども残さずに全部食べるようにしましょう。

というわけで、タウリンを効率よくたくさん摂取するためにも、牡蠣鍋がオススメです。冬しか営業していない、牡蠣専門店などもあります。摂りすぎても問題ないので、たくさん食べて、体内の機能を改善させていきましょう!!

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