蛤(はまぐり)/サザエ/アスパラガス/キャベツ/いちご

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体にも心にもおいしい! 『旬の食材〜春』

旬の頃が一番おいしくて、最も栄養価も高くてオススメです!

蛤(はまぐり)/サザエ/アスパラガス/キャベツ/いちご

以前秋に、旬の食べ物について取りあげました。(詳しくはこちら)野菜や果物、魚介類などの自然のものは、おいしさも栄養素も旬の時期に食べるのが一番です。今回はもうすぐ春ということもあり、春が旬の食べ物について、いくつかご紹介します。

春が旬の食べ物

○蛤(はまぐり)

もうすぐひなまつりですが、ひなまつりには蛤のお吸い物が定番ですよね。また、蛤の貝殻は同じ貝の貝殻でないとピタリと合わないことから、夫婦愛の象徴として婚礼料理に使われたりするそうです。栄養素としては、ビタミンB2や鉄、カルシウムなどが主で、他にも牡蠣に多く含まれていることで有名なタウリンも含まれています。また、貝類にしてはコレステロールが少ないので、生活習慣病の予防によいでしょう。
外食で、蛤のお吸い物を見かけることは少ないと思いますが、酒蒸しや焼き物などを見かけたらせっかくの春の食材なので堪能してくださいね。尚、新鮮なものはお刺身で食べてもおいしいのですが、貝類は当たりやすいので、加熱調理してあるものの方が安心です。

○サザエ

蛤と同じく貝類です。貝の形は蛤とは違って巻き貝になっています。サザエの料理といえば、やはり壺焼きでしょうか。サザエは栄養素では、他の貝に比べてタンパク質やカロテンが豊富です。また、肝臓の機能を高めるグリコーゲンも豊富なので、お酒をよく飲む人にはオススメの一品です。少し身が固く消化もよくないので、胃腸が弱い人は食べすぎないようにしましょう。

○アスパラガス

春の野菜としては有名なアスパラガス。新陳代謝をよくしてくれるアスパラギン酸が多く含まれているのが特徴で、疲労回復や美肌効果が期待できます。また、穂先の部分には蕎麦に多く含まれるルチンという特殊な成分含まれていて、動脈硬化の予防に効果があります。オススメの料理はアスパラガスのゴマ和え。ゴマのビタミンEとアスパラガスのビタミンB2の相乗効果で、より動脈硬化の予防効果が高まるでしょう。
ちなみに、アスパラガスには、ホワイトアスパラガスと、グリーンアスパラガスの2種類がありますが、栽培方法が違うだけで種類は同じです。グリーンアスパラガスの方が、ビタミンB群の含有量は多いのですが、特有の成分アスパラギン酸はどちらにも含まれているので、あまり気にせず食べたい方を食べたら良いでしょう。

○キャベツ

最近、店頭でも見かけるキャベツの色や形が少し変わってきました。冬のキャベツは白くて厚みがあるのですが、春キャベツは、葉が緑で形も大きいですよね。キャベツは、ビタミンCが豊富で、風邪予防、美肌、疲労回復に効果的です。また、抗酸化作用も強く、ガン予防の可能性が非常に高い自然食品とも言われています。他にも、キャベジンと呼ばれるビタミンUも豊富で、これは、胃腸薬の成分や、肝臓の解毒作用を助けるはたらきがあります。ビタミンCやUは水に溶けやすいことと、生よりも加熱することでかさが減って量を摂りやすくなることから、スープなど加熱した上に煮汁まで食べられる調理法がオススメです。ロールキャベツはスープも肉類も一緒に摂れるので、葉が大きく柔らかい春のキャベツの摂り方としては理想的ですね。

○いちご

これも、春の果物としては有名です。店頭でも果物のイチゴだけでなく、イチゴを使ったパンなどが「いちごフェア」などと銘打ってよく並んでいますよね。イチゴの栄養素と言えば、やはりビタミンC。粒の大きなものだと、4〜5コ食べるだけで、1日に必要なビタミンCが摂れると言われています。また、ビタミンCだけでなく食物繊維も比較的豊富なので、便秘が気になる女性には嬉しい果物です。家でイチゴを食べるときは、ヘタをつけたまま洗うようにしましょう。ヘタをとってから洗うと水っぽくなり、せっかくのビタミンCも流れ出てしまいます。

最後に…

今回は、春が旬の魚介類や野菜や果物など、自然のものを取りあげてみました。 今は、科学の進歩から四季を通じて食べたいときに食べたいものが食べられるようにはなっていますが、やっぱり、旬の時期に旬のものを食べるのがいちばんおいしいですよね。栄養価も旬が一番豊富でオススメなのです。
みなさんも食べ物で季節を感じてみませんか?

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