雨、夜、高速道路
小学校の頃、26才の従兄が高速道路で運転中に事故死しました。集中豪雨の夜、仕事へ行く途中だったとのことです。母とは年の離れた伯母の一人息子でした。母と年齢が近くて仲が良かったようで、連絡の電話を受けて母が泣き崩れたのを覚えています。母の涙を見た、いちばん最初の記憶でした。
別の話で数年前のことですが、友人の弟が運転中の事故がもとで亡くなりました。まだ大学生でした。やはり、大雨の夜の高速道路だったとのことです。 以来、夜の雨の中を家族や友人が高速道路で帰ってくると聞くと背筋が寒くなります。きっと、想像をはるかに超えて運転の自由が利かなくなるのでしょう。事故は、本人だけでなく、家族や、家族の周りの人たちにも、永久に消えない影を落とします。くれぐれも、皆さん、運転には気をつけられて下さい。
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