大好きな父親。
私の父親は私が子どものときは怒るととても怖かったけど、普段はとてもやさしい父親でした。
言うことを聞かなくて、よく怒られては外に締め出されたことがありました(笑)
叩かれたこともあったけど、痛くはなかったですねー
自分が悪いことをしたからだとちゃんと自分でわかってたから・・・
私には4つ下の弟がいるのですが、当時「小児ぜんそく」になっていて
しょっちゅう病院通いをしていました。夜中に発作が起こると父と母が二人で
夜間の病院に駆け込むこともしょっちゅうでした。
どうしても弟にかかりきりになってしまうので、健康体だった私はうらやましかった。
「私も病気になったら、父ちゃんと母ちゃん、構ってくれるかな?」って真剣に
思ったことも・・・
そのせいか当時は母親を嫌っていました。 さびしかったんでしょうねー
でも母が弟にかかりっきりな分だけ、父親がフォローしてくれました。
休みの日は私を遊びに連れて行ってくれたり、医療関係の仕事をしていて
休日や夜間に酸素ボンベを病院に運ぶ仕事が入ったときは
「ドライブに行くか?」とよく誘ってくれました。
仕事をしている父の姿を見て「父ちゃんはすごいなー あんな大きな
酸素ボンベを毎日運んでいるんだなー」と感動しましたねー
いろんな病院に行くたび看護士さんと笑い話してたりしてましたねー
そんなときの父親はとっても楽しそうでした。
だから私はとても父親が大好きでした。 大人になってもいっしょに
買い物に行ったりして、お店の人によく「仲のいい親子だねー」って言われてました。
そして・・・ 私が22歳になり、結婚することが決まって父親に今の主人を
紹介したとき、父親は「俺は賛成も反対もせぇへん。二人で頑張って行けっ!」と
行って送り出してくれました。
今は離れて暮らしていて母親といっしょに弟夫婦と暮らしています。
会うたびに年老いていく父を見て「父ちゃん、小さくなったなぁ。」ってしみじみ
思います。 今は退職して母親と共働きの弟夫婦のかわりに姪っ子の世話や家事を
しています。姪っ子もおじいちゃんが大好きです。
二人を見ていると、まるで昔の私と父親を見ているようです。
父の作るチャーハンがとってもおいしくて、毎週日曜日が楽しみでした。
仕事の都合上や弟が病弱だったこともあり、家族であちこち出かけた
思い出はありませんが、父親といっしょにいろんな病院までドライブしたことは
とても記憶に残っています。
そして今の主人もどこか父親に似ているところがあり、安心できる存在です。
いつまでも元気でいて欲しいと思います。
こうやって書いている間も、昔のことを思い出しているうちに涙が出そうになりました。
父ちゃん・・・ いつまでも大好きだよっ!
そしてたくさんの愛情、ありがとうっ!
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