脈の計り方

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回答者 れへばじ さん ( 専門家 ) 回答日2007/01/19 22:04
答え  (脈拍数)=(心拍数)なので、脈拍数は体中のどこで測っても、どんな方法で測っても(手で触れて測っても、血圧計などの機械で測っても)、理論上は差はありません。ですが、脈拍数は秒単位で変化しますので、同時に複数の方法で測らない限り、現実的には誤差が出るでしょう。

 脈拍数以外の差は、測りやすさ、心理的なものによる誤差などが考えられます。
 例えば、手首で測る場合と、首筋で測る場合を比較すると、首筋で測るほうが測りやすく、結果も正確になりやすいです。応急処置のマニュアルで、脈を首筋で測るようになっているのは、首筋で脈を測った方が脈拍の有無を確認しやすいためです。手の動脈で測った場合、血圧が下がると確認しにくくなりますが、首筋で測った場合、血圧がある程度下がっても確認しやすいという理由によるものです。なお、怪我や急病などで意識がない場合、ほとんどの場合、血圧が低下していて、手で測るのは難しいです。

 また、血圧計で測った場合と手で測った場合を比較すると、心の緊張の度合いも異なるでしょうから、脈拍の誤差は出ると考えられます。その他、病院で測る場合と自宅で測る場合は、病院で測るほうが緊張しているでしょうから、病院で測ったほうが脈拍数は高くなるでしょう。

 話は変わりますが、質問して下さった方は、手首で脈を測ることが難しいのでしょうか(私は、手首で測ることがほとんどできないので、自分の脈拍は首筋で測っています)。もしそうでしたら、私の回答を参考にしていただければ幸いです。

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