回答者 れへばじ さん ( 専門家 ) | 回答日2007/02/18 13:27 |
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下腹部の痛みに加え、生理とそれに伴うと考えられる貧血、さらに不安感や受診への抵抗感といった、様々な症状が複雑に絡み合い、辛い思いをなさっているようですね。
婦人科・産婦人科の受診に抵抗感をお持ちでしたら、一度内科を受診なさってはいかがでしょうか。そこでドクターとよく話し合い、今後の治療方針を検討なさることが、私の思いつく限りの最善策です。 生理痛は、必ずしも生理開始と同時に始まるとも限りませんし、生理終了と同時に収まるとも限りません。また、今まで生理痛を感じたことがなかった成人女性でも、突然日常生活に支障が出るほどのひどい生理痛が起こることも珍しくありません。ですから、質問して下さった方の場合も、ただの生理痛と貧血の可能性もあります。ですから、気にしすぎないことも大切だと思います。どんな病気であったとしても、一度受診するまでは何も分からないのですから。もちろん、私にもどんな病気なのかは分かりかねます。申し訳ございません。 ですが、受診しなくてもいいと申し上げているわけでもありません。日常生活に支障が出ていることは事実ですし、受診しなくても自然治癒する確信は持てません。質問して下さった方がおっしゃる通り、子宮筋腫や子宮内膜炎の可能性もあるわけですから。 子宮筋腫と子宮内膜炎を気にしていらっしゃるようですので、子宮筋腫と子宮内膜炎に関してお話させて頂きます。なお、詳細についてはドクターにお問い合わせ下さい。 子宮筋腫の原因は、よく分かっていないそうです。質問して下さった方が、遺伝かもしれないとおっしゃっていましたが、それも今のところは分からないようです。 子宮筋腫の治療に関しては、まず子宮筋腫と不妊との関連性の有無を評価します。不妊とは関連性がないと分かれば、その後の症状を観察します。不妊との関連性があると認められれば、手術を行うかどうかを患者さんと話し合います。その際、手術も含め、様々な治療法について、利点と欠点を話し合った上で、患者さんが治療法を選択します。 子宮内膜炎は、子宮内膜に細菌が感染することで発症します。原因となる細菌には、ブドウ球菌、大腸菌、クラミジア、淋菌、連鎖球菌などがあります。 治療法は、どんな細菌が原因で発症したかを特定し、その細菌を殺す薬(抗生物質といいます)を使います。症状に応じて、鎮痛剤を併用することもあります。基本的には、薬のみで治療できますが、慢性化してしまうと不妊の原因となることもあるので、早期発見・治療が大切です。 最後になりましたが、質問してくださった方が、一刻も早く健康な心身を取り戻すことができるよう、お祈り申し上げます。 |
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