回答者 おばかです ( 専門家 ) | 回答日2007/08/06 00:30 |
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私は、マッサージの資格は持っているものの、今年の鍼灸の国家試験に落ちたばか者ですが、以下にご回答させて頂きます。
長文となります。 まず、へるすbさんが悩んでいる腕、足の痛み、肩の凝りは、不自然な姿勢により、血行が悪化した結果、筋肉が緊張し起こります。 また、一般的な頭痛(筋緊張性頭痛に限る。その他偏頭痛、群発頭痛があるが、多少特殊の為、今回は割愛します。)は、 頭を支えている首の筋肉が頭の重さにより緊張して起こります。 では、なぜ血行が悪くなると筋肉が凝るのかというと、血管は、不自然な姿勢を取ることにより圧迫を受けたり、ゆがみ、蛇行したりします。 それにより、血流が悪くなりますが、血液は、酸素、栄養素、体温を運ぶ役割を果たしますので、筋肉にそれらが行き渡らなくなり、 硬くなり凝ります。筋肉に酸素が十分に行けばスポンジの様にフカフカで、栄養素が行けば筋肉の活動は活発に、体温が行けば冷えず筋肉が緩みますね。 凝った状態がなぜ鈍痛を生じさせるのかというと、筋肉が硬くなるので、神経の伝達がスムーズに行かなくなり、滞るからです。 イメージ的には、夏の帰省ラッシュで高速道路が渋滞し、待ち続けた結果ダレて疲れてしまうのと同じです。 (車の流れが、神経の伝達に相当する。夏休みですから、普段の通勤ラッシュ時みたいに、時間に追われている訳ではないので、 ピリピリするというより、鈍いストレスがかかっていると捉えてください。車の流れがスムーズであれば、精神的にも爽快ですよね。) でも、へるすbさんが本当に知りたいのは、理屈ではなく解決方法ですよね。 まず、普通は整形に行きますね。これは、治る治らないに関わらず常識的な判断をしたへるすbさんが正しいです。 昔は、まず、ほねつぎや接骨院に行くのが主流でしたね。これも、時代の移り変わりかもしれません。マッサージ専門の資格を持つ私でも、 まず整形に行くと思います。 実際、整形に行って筋肉の痛みや、凝りを訴えても、湿布薬の処方が一般的な治療のため根本解決には至りません。 温湿布は、唐辛子成分、冷湿布は、ハッカ成分で出来ているため実際に体を温めたり、冷やしたりする訳ではありません。 そういう気がするだけです。これが、現代整形の現実です。 文体を変えますが、治療を受け、受身的に凝りなどの症状を改善したいのであれば、以下の順に体験して行くのが妥当と考えます。 1.ほねつぎ、接骨院(整骨院)・・・骨折、脱臼の治療が主だが、10~15分のマッサージなら、大抵のところがやってくれる。 保険が利く(一回300~1200円程度)。今は、ほねつぎ、接骨院の資格(柔道整復師)だけじゃ食べていけないので、鍼灸師の資格も取得し、 "整骨院"として経営しているところが多い。 2.鍼灸院・・・鍼は、血流を改善し、筋肉を緩める作用がある。鍼は、痛いというイメージもあるが、ツボにあたれば、かなりの快感が期待できる。 ポイントは響き(鍼を刺したときのツーンと"響く"気持ちのいい刺激)を生じさせることのできる鍼灸師。保険が利かず高い。(一回3000円程度) 鍼灸院(鍼灸の資格のみ)という名前は少なく、1の様に、整骨院(柔整鍼灸の資格兼任)という名で存在するのが主流。 1、2のいずれの場合もまず、電気パルスや赤外線を患部に当てるのが一般的。その後、マッサージや、鍼の治療に移る。いきなり鍼を勧める治療院は、 良心的ではないので行かないのが定石。普通は、鍼ではなく、マッサージをしてみて、効果がなければ、鍼を勧めるのが一般的なため。 10~15分以上のマッサージは、保険が利かず30分3000円程度。もちろん、希望すれば、大抵のところは湿布を出してくれる。 3.リラクゼーション系マッサージ屋・・・治療目的のマッサージというより、慰安目的 のマッサージ。30分3000円程度。 しかし、こうした人にやってもらう治療は、楽で気持ちがいいが、長く通っても、なかなか効果が上がらないのが現実です。 とりあえず、ものは試しなので、病気に罹った人が普通に治療を受けるのと同じように、まずは、保険治療可の整骨院に行ってみるのはどうでしょう。 (鍼は、特にしなくてもいいです。どちらかというとマニアックで玄人向けのため。)それでダメだったら、面倒ですが、自らエクササイズを行うのが効果的です。 4.ヨガ・・・今、流行のエクササイズ。厳密には、筋を気持ちいい程度に伸ばし、精神安定の結果、健康が得られるというのが主な目的。 若い人は、痩身の目的に活用傾向がある。ヨガに関する書籍の選び方は、著者が本当にきれいな表情、スタイルをしているかどうか。ヨガをやったら きれいになるのでは?というのが一般的なイメージの為。あとは、好み次第。ちなみに、書籍のかなり曲がりくねったポーズは、時間をかけ、最終的に ああなればいいと思っています。いきなり、ガンガン体を反らせたりすると筋肉が痛くなり、精神安定という目的に外れるからです。 1)綿本彰・・・男性だが、表情、スタイル共に理想的。理工系出身らしいシステマチックな本の体裁で、精神的にもきれいに統一された感が伺える。スクールも開催。 2)広池秋子・・・大正8年生まれの88歳。眼鏡の分厚いおばあちゃんだが、古風なものが好きな私は、現在、この人の書籍を使いヨガをやってます。スクールも開催。 3)千葉麗子・・・元芸能人。もちろん綺麗。"インテグラルビューティ代官山スタジオ"とインターネット検索をすれば、本人のスクール情報が手に入る。ただし、料金は 高い。 後は、著者の表情、スタイルともに悪い為、不可ですが、へるすbさんの好みもあるので、色々書店で調べてみるのがいいです。ヨガは、上手く行えば、気持ちが楽になり、 生活もスムーズになると思います。筋にアプローチし、精神安定も図れるので、お悩みの凝りもほぐれるかも知れません。 4.気功・・・自分の意識、感覚を使い、自分の気持ちや、体の情報(気持ちいいだとか、体が温かいなど)を得、精神、体の機能を整えていく。意識を使う為、 自己流でやると私の様に骨に意識を持って行き、骨が成長し背が高くなるといったイメージをしたら、翌日骨が、かなり痛くなり違和感を覚えたバカな経験がある為、 これだけは適切な指導者の下で実践するのをお勧めします。 1)山口令子・・・表情、スタイル共に理想的。本物の気功師らしく、一本筋の入った表情が魅力的。この人に関しては、書籍よりまずは、"山口令子の気功・気の世界"で インターネット検索をすれば、より分かりやすい情報が手に入ります。スクールも開催。 私は、治療家の中では、一番の評価をしておりますが、多少宗教的な要素もあり、15年程前から知っていますが、本を読んだだけで、この人のスクールには、一度も参加した ことがありません。宗教は、自分やり方、能力を信じるというより、他人(神様)の恩恵を信ずるをいう要素も強い為、自分で判断できない人には、向かないと思います。 もちろん、なぜこの人を一番高く評価しているのかは、宗教家なのに神様を信じるのみならず、自分をもちゃんと信じられるよう非常に興味深く説明しているからです。 後の気功情報は、いずれの人も、まず間違いなく不可と言っていいでしょう。宗教にからむ情報を素人がきちんと納得できる様説明がなされてない、型の説明だけで、 意識や感覚の使い方の説明がない、著者の表情、スタイルが悪いなどが主な理由。 以上になります。参考になりましたでしょうか?この情報は、基本的に私自身の考え方から来たものです。書籍やネット、テレビなどの情報は、個人的な見解を多く 含みますので、何が重要かそうでないかを自分できちんと判断できる能力が必要です。こうした判断能力も自分固有の性格や考え方にかなり影響を受ける為、 私は、文中にて、しつこく"一般的"という言葉を使い、まずは、常識的で、標準的な考え方をしてもらい、騙されるという経験をできるだけ避けてもらいたいと思って います。なので、後は、へるすbさんが、いかにこれらの情報をいいとこ取りするかどうかにかかっています。 |
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