回答者 poyaya さん ( 専門家 ) | 回答日2007/08/09 11:59 |
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仕事として婦人科で不妊治療に携わっております。
卵子というのは、卵胞の中に、ホルモンやタンパク質などを含んだ卵胞液とともに入っています。 女性が生まれた時から卵巣にもっている小さな卵が、ホルモンの作用で徐々に大きくなっていきます。 排卵直前の卵胞のサイズはだいたい2㎝前後にまで大きくなり、超音波では卵巣の中に黒く丸い状態で見ることが出来ます。 (卵胞の周りの組織は白くうつります。) 卵胞が破れ、卵胞液とともに卵が排出されることが排卵といいます。 排卵が起こると、エコーで黒く見えていた成長した卵胞がなくなっていますので、排卵後だということがわかります。 卵胞の大きさをみて、あとどのくらいで排卵するのか、排卵直前なのか、排卵後なのかを判断しています。 人間の体は本当に不思議がいっぱいですね。 私もこの仕事に携わった頃は、超音波画像を理解できませんでした。 超音波で病気を発見できる医師の技術、尊敬してしまいます。 |
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