回答者 はるぴこ さん ( 経験者 ) | 回答日2007/08/21 22:12 |
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なるほど、確かに心の病気というのは、自分では病気なのかどうか判断が難しいですよね。
仮に病気だと思えても、それを認めたくない気持ちも働くことでしょうし。 それでも、ゆあきさんには病院へ行かれることをお勧めします。 下のいづみさんが大学でのカウンセリングについて書いてくださっているので、ここでは 参考までに、私自身の通っている病院について話をしてみますね。 私の行きつけの病院は、駅前にある個人経営の心療内科です。 ビルの2階にあって、待合室や診察室は落ち着いたフローリングで、靴を脱がずに入ります。 通常の診察については、病院によっては予約制のところもありますが、私の場合はいつでも 好きな時に診察を受けられます。ただし、初診だけは予約制で、平均して1ヶ月から2ヶ月 待つのが普通のようです。私も予約してからほぼ1ヶ月待ちました。 もちろん、これだけ待つのには理由があります。通常の診察時間が長くても15分程度なのに 対して、初診では患者の家族環境や生活背景を先生が尋ねるために、1時間程度の時間を かけているからです。これは午前・午後の診察の間の時間帯を使って行われています。 初診が済むと、先生の判断で何らかの薬が処方されます。主に睡眠や食欲の改善が狙いです。 初めは微量のものを出してみて、診察を重ねるごとに量を増やしたり、薬の種類を変えてみて、 その時の患者の状態に一番合った処方を探っていくのです。 また、診察では日頃の調子や悩み事について、先生と簡単に話をします。 いづみさんが触れているような、まとまった時間での本格的なカウンセリングも以前には 受けたことがありますが、今の私にはこれで十分だと思っています。逆に、いづみさんも 指摘していたように、定期的にカウンセリングを受け続けるというのは、単にしんどいだけで 終わってしまう危険性もあるので、もしゆあきさんがカウンセリングを受けたいのならば 慎重に考えた方がいいと思います。 あと、治療にあたっては相応の時間がかかることを覚悟した方がいいでしょう。 このサイトでの回答で毎回のように紹介している「軽症うつ病」(笠原嘉・講談社現代新書) によると、筆者は初診の患者に対し、治るまでに最低3ヶ月、平均でも6ヶ月はかかることを 告げているそうです。ですから、どうか気長に病気と向き合ってもらえたらと思います。 かくいう私も、初めは1ヶ月程度の休養で回復するだろうと甘く見ていたら、今や10年近く 病院通いを続けている身になってしまいました。こうなると、もはや一生病気とともに暮らす ことになるのかな、という気さえしています。まあ、私は幸い、こうしているのもそれほど 苦痛には感じていないので、それならそれでいいと思っていますけど。 ともあれ、ゆあきさんが苦しいと感じているのなら、早めに手を打った方がよいという点では、 いづみさんと同意見です。確かに勇気は必要です。でも、そのことによって、これまでうまく 出せなかった「ほんとうの自分」を出すきっかけが作れると思うんです。ぜひ頑張って、 道を切り開いてもらえたらと願っています。 |
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