回答者 はるぴこ さん ( 経験者 ) | 回答日2007/09/21 15:39 |
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お父様とお母様の話をしてくださったので、それについてもう一度コメントさせてください。
下のお父様のような考えをお持ちの方が、残念ながらいまだに多いのは事実です。 精神病は心の弱さが原因で起こるものではありません。 心理的な要因ばかりでなく、身体的な理由から起こることもあります。 中には、そのどちらでもなく、ひとりでに起こる「うつ」も多いのです。 詳しくは、「軽症うつ病」(笠原嘉・講談社現代新書)を読んでみてください。 さらに言えば、遺伝的な要素を持つものもあるとさえ言われます。 私自身もそううつ病を抱えていますが、両親と一緒の診察の際に、医師からそう言われました。 自分でも、自ら意識して病院へ出向いたのは10年ほど前ですが、振り返ってみるとそれより 前から、その兆候と思われるようなことをいろいろしていたような気がします。だから、 もしかしたらやはり「生まれつき」なのかもしれません。 でも、それよりも大切なのは、病気を抱えているご自身を、ありのままに受け入れることです。 私も、以前は病気を治すことにこだわりすぎて、「今の自分」をなかなか大切にできずにいた 気がします。幸い、今では「病気を抱えながらでも、ちゃんと生活できればいいや」といった 開き直りができつつあります。おかげで以前よりも日々の暮らしがだいぶ楽になりました。 病気であることに劣等感を持つのは無理もないことですが、まずは地道に治療を続けて、 自分に自信を持てるようになっていただけたらと願っています。 今度はお母様の話ですが、謝ってくれたというのは確かに大きな進展だと思います。 それと同時に、「優しくされると気持ち悪い」というのも、また自然なお気持ちでしょう。 これまでずっとひどい関係にあったお母様を、いきなり許してあげようとしなくても、 それはそれでいいと思います。前回のコメントでも書きましたが、お母様との関係修復には 必要以上にエネルギーを使わない、という方針でいいのではないでしょうか。ご自身のケアを 続けているうちに、そちらの方も自然と問題解決に向かう、そんな気がします。 この問題が発生してからだいぶ時間が経っているわけですから、完全に解決するまでにも それなりの時間は必要でしょう。まだまだ苦しいかもしれませんが、日々の生活を大切に しつつ、少しずつご自身の道を切り開いていけたらいいですね。ご健闘をお祈りします。 |
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