「希死観念」とは?

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回答者 はぴらき さん ( 一般人 ) 回答日2008/06/25 11:01
答え こんにちは マサミさん
はぴらき(20代女)と申します。

身近な人の死によって自分にもいつか死が訪れるという恐怖で悩んでいらっしゃるとのこと。
マサミさんにとって、それは本当に怖くてつらいことだと思いますが、そうしたことを考えるのはむしろ人としての成長過程においては正常で望ましいことですよ。

「死ぬのは怖い」という当たり前のことについて実感のないまま大人になってしまうことのほうがとてもとても怖いことです。
最近よくニュースになっている簡単に殺人や自殺をしてしまう人間にならないために、思春期に死への恐怖を感じておくことがとても大事なのです。

「命」についての授業を聞くだけで涙が出るというのはマサミさんの心がとても健全できれいだということだから自信を持ってください。

ただ、マサミさんとしては悩む状態がいつまでも続くのはいやだなと思うでしょうね。
大丈夫ですよ。
人にもよりますが、高校生くらいから遅くとも20歳を越えるころには死について今のような感覚で恐怖にとらわれることはなくなると思います。

それはなぜかというと、うまくいえませんが、死んだら自分の心はどうなってしまうんだろうというような恐怖が襲ってくるというのは実は死があなたからまだまだ遠いところにある証拠だからです。
実態がつかめない、よくわからないから怖いということです。

幽霊が怖いというのとメカニズムは似ていると思います。
お化け屋敷も小さいころは本物の幽霊のように見えてすごく怖いと感じますが、大人になってくるとそれは機械や人間の扮装だと知っているから怖いながらも余裕が出てきます。

死についても同じことで、13歳のあなたにとって死はどんな風にやってくるのか、どんなものなのか、ぜんぜんわからないから、途方もなく大きなものに見えて恐ろしいのだと思います。
しかし、だんだん年を重ねて、実際に人が死ぬときがどういうものなのかについて知識や実体験が増えてくると、逆に死を避けるためにはどうしたらいいかというような現実的な対処法もわかるようになってくるので、いまのように闇雲に怖いということはなくなると思います。

それまでは死への恐怖がこみ上げてきたら、「今この瞬間私は生きてるんだ。それってすごくすごく幸せで大切なことなんだ」と思ってみましょう。

それでも怖かったら、生きているものに触ってみましょう。
ペットとか小さい弟妹がいたらちょうどいいんですけどね。
中学生だとお母さんとかに触るのはちょっと恥ずかしいかもしてませんが、さりげなく肩をたたくふりをするとか(^^;
生きているものの温かさを感じると安心できると思いますよ。

とても長くなってしまってごめんなさい。
少しでも参考になればうれしいと思います。

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