胃癌について

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回答者 namunamu さん ( 経験者 ) 回答日2008/08/30 21:36
答え はじめまして。

私の父も胃がんでした。
父も、発見した時には「末期」で、主治医からは胃の2/3摘出したが
リンパへ散らばったがん細胞は切除しきれず、そのまま閉じたので、
もって半年と宣告されました。
るりまつりさんのご家族とは、少々違うかもしれませんが、がん患者を
見守る家族の心境がものすごくわかるので、書かせてください。

父はそれでも3年生きられました。
終末期の頃は、がん患者特有の極度の痩せ・体力の落ち方などが
ものすごいペースで進み、家族の気持ちが追いつかないほどでした。
もちろん、痛みを訴え、だんだんと強いモルヒネを使うようになって
いきました。
でも、今の医学は発達していて、緩和ケアを希望すれば痛みを抑えて
苦しまず日々を過ごすことが出来ます。
実際、父の終末期は穏やかでした。
自分の体の衰弱を本人が不思議がるほどで、亡くなる2日前に「初めて
我慢できなかった」という痛みを感じ、すぐに主治医に対応してもらって
痛みを抑えられました。
周りの癌で亡くなった方の話を聞くと、仁王様のような形相で痛みを
訴え続けて亡くなった方や、家族が癌の痛みに耐えているのが可哀想で
見ていられなかったという話は在宅看護の方が多いので、その辺は
出来たら訪問診療で在宅ケアをしてくれる病院が近くにないか、調べて
みてはいかがでしょうか。だいぶ、在宅看護の不安が楽になります。
私も、NHKの特集番組で癌専門の訪問診療をしてくれるお医者さんが
いることを初めて知り、すぐに相談しました。

家族として、癌の家族に何が出来るか、何をしてあげられるか。
それはやはり、話が出来るようであれば聞いてやり、痛みを訴えた時は
患部を温めてあげたり撫でてあげたりすると、気持ちが落ち着きます。
癌は、温熱療法もあるくらいなので、温めると痛みが和らぐみたいです。
父の場合は、温熱コテを購入し、コテで各部所を温めてスキンシップを
とったことで、終末期の父の不安を少しでも和らげ、人間的な絆を深め
られたと思っています。
人間の本当に求めるものは、それは「愛」だけです。
人の生死を見届けると、人間とは愛で生きているのだと実感します。

父が危篤状態のとき、呼吸がどんどん荒くなっていく父に自分が何が
出来るかといったら、父の胸に手を当て、少しでも父の呼吸が楽に
なる事を祈るだけでした。
でも、不思議に手から”気”が伝わったのでしょうか、その時は本当に
父の呼吸が楽になったんですよ。
(余談ですが、江原啓之さんの書の中でも患者を看取るときの心得が書かれて
いたのを後で知ったのですが、私が行った事のようなことが書かれていて、
びっくりしました)

あと、これは賛否両論あると思いますが、抗がん剤は本当に効果がある
のなら積極的にオススメしたいですが、本当に終末期に手立てがないので
進行を遅らせるためだけなら、やらないほうがいいと思っています。
るりまつりさんのおっしゃるように、1度の抗がん剤での衰弱は計り
しれません。死期を早めるだけだと思いますし、副作用で余計に苦しませ
たくありませんから・・・。

これから、家族は正念場だと思います。
悔いのないがん治療を選択ください。

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