回答者 hkurata さん ( 経験者 ) | 回答日2008/09/09 16:42 |
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tinshirtさん、こんにちは。 hkurataと申します。
2005年にうつで1年半休職し、現在復職して1年半たった40台半ばの男性です。 参考になるかどうかわかりませんが、簡単に私が経験したことを書きます。 休職しはじめたのが4月末で、6月頃まではなんとか気晴らしに日中出かけることができていました。しかし夏になると外に出るのが億劫になり、ほとんど出かけず、体重が5kgほど減りました。 通院と、会社の産業医との面談を月に1度づつ行っていましたがこれも何とかこなしていたような状態です。 私は心療内科に通院し、当初ルボックス、セルシン、レンドルミンを処方してもらっていましたが、レンドルミンはめまいがひどく体に合わないのですぐにマイスリーに変えてもらいました。 ルボックスも服用し続けていましたが、あまり効いている感じはせず、ずっと気力は上がらないままでした。 その後新しい薬ということでトレドミンを処方してもらい、これに変えてからはかなり気力が上がってきました。これが復職するきっかけになったと思います。 復職当初は午前中のみの勤務で、3ヶ月ごとに3時まで、5時までと勤務時間を延ばし、 現在は普通に残業もこなしております。ただし、休職前は業務の関係で海外出張があったのですが、今はまだ海外出張ができるまでには至っていません。 休職中も、また復職してからも(未だに)この先仕事を続けていけるのかどうかという不安に陥ることもあります。 ですが、普通に暮らしていても何かと不安になることはあるものだ、と自分を納得させ、なんとか折り合いをつけています。通院は未だに続けており、薬もまだ服用し続けています。 主治医の先生からお聞きになっているかもしれませんが、人によってうつは回復に時間のかかる病気です。私は1年半の休職の後復職することができましたが、5年、10年回復しない方もおられるようです。私も体力、気力ともに休職前の状態に完全に回復し、薬を飲まないですむようになるにはまだまだかかると思っています。 ご質問としては、”無理してでも徐々にストレスに慣れていった方がいいものなのでしょうか?それとももう少しゆっくりした方がいい時期なんでしょうか?”とのことでしたが、おそらく最低でも1-2週間気力が安定して、もう復帰しても大丈夫、と思ってからのが良いと思います。これが一番お伝えしたかったことなのですが、自分のうつの状態は自分にしかわかりません。 復帰されてどのようなストレスにさらされるか、それをどのように受け止める(あるいは、受け流す)かはご自身にしかわからないことだと思います。(これを今までと異なるパターンに変えていくという行動認知療法というものもあるようですが)ですので、復帰されるタイミングや、ご自身の気力の充実度は、自分で「もう大丈夫」と思うことがまずは一歩目だと思います。 先ほど1年半休職した、と書きましたが、実は1年休職し、復職して半年したのち再度休職しています。今思い返すと、どこかで「もうそろそろなんとかしないと」と、無理をしていたのだと思います。 無理をすると、結局また元の状態に戻るか、もっと重い症状になる可能性もあります。 不安に思われることはあると思いますが、もう少し休まれるほうが良いかと思います。 長々とすみませんでした。 お大事になさってください。 |
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