回答者 arajinn25 さん ( 経験者 ) | 回答日2008/11/09 15:36 |
2006年の12月から2型糖尿病で,大学の付属病院で治療を受けています.一生懸命に食事規制を行い,カロリー制限を守って来ました.現在,血糖値が120前後,ヘモグロビンA1Cが6.0前後で安定し,2箇月に一度の通院になっています.カロリー計算は暗算でできます.
医師や経験者に話を聞いたり,インターで調べると,怖いののですが,徐々に薬が効かなくなる.一生治らないとの情報が多々あります.実は今年の8月の検査で血糖値が136まで上昇しました.ただし,A1Cには変化がありませんでした.このころから,何故糖尿病が治らないのか,真剣になってインター情報を検索しました. その中で非常に興味のある情報がいくつかありました. ① 1979年の米国のマクガバンレポート ② 1995年の米国の「アメリカ人のための食事ガイドライン」 ③ ヒムスワースの論文(高脂肪食と低糖質食が糖尿病を招くという内容) などです.これらの情報と,ミネラルの亜鉛,クロム(Cr),マグネシウム,マンガンの欠乏が糖尿病に関係していると情報を合わせて,自分なりに「何故糖尿病になったか」「何故治癒しないか」を考えました. まず生活習慣ですが,単身赴任で朝夕の食事は自分で作っています.昼は作るか半額弁当をスーパーで買って食べています.2002年ごろから,普段は牛乳・ヨーグルトを飲まないのですが,健康のためにと思って,週1パックを飲む様に努力しました.また血液をサラサラにするために(テレビを見て),1日1L以上の水を飲む様に努力しました. その結果,トイレに行く回数が2倍近くに増えました.また何故かツメが割れる様になりました.2005年くらいから,カルシウムが足りないのではないかと考え,週当たり3パックの牛乳やヨウグルト飲む様にと増量しました.2006年の10月に実施された会社の健康診断で,2型糖尿病発症していることが分かりました.血糖値は250ぐらい,A1Cは12です.治療の結果,半年~1年かけて,120と6.0の状態になりました. 当時の食事は,大根・白菜・タマネギ・ジャガイモに,豚ミンチやかしわを入れた食事です.時々,カレーライスやクリームシチユを作っていました.コロッケや魚のフライを,頻繁に買っていました. これは個人の意見ですが,脂肪にはインスリン抵抗性を高める作用があります.そのために,牛製品をがぶ飲みしたため,糖尿病の素因が出来たと考えました.また,ミルク製品にはカルシウムやリンが高濃度に含まれているため,体内のミネラルバランスを正常化させるために,カルシウムやリンの尿中排泄が増加したが,同時に体に必要なミネラルまで尿中排泄されてしまった.同時に水を一杯飲んでいたため,増大した排尿により,ミネラル不足がさらに加速して,一気に糖尿病になったと考えました. 薬物治療と食事制限で,血糖値の改善が1年近くもかかり,一気に改善しなかったのは,不足したミネラルの補給が,食事制限でさらに遅くなり,その補給スピードが律速条件になったのではないかと考えました. 実は治療中も,お菓子が止められなくて,ミルク製品のビスケットやベビーフライ,ウエハ ウスを,かなり食べていました. そのときの私の症状は,尿中のブドウ糖3+,尿蛋白+1,頻繁な不整脈と心臓の痛み,便秘 でなかった私が重症の便秘になりました.立ちくらみが頻発しました.足のコムラ返し(つつぱり)が頻発しました.74kgの体重が67kgに激変し,腕・足の筋肉が落ちまし た.最初の通院では,入院治療もあると医師から言われました. 私が目標とした食事:玄米,野菜,豆類,海草,魚.腸内細菌を改善するため:果物,こん にゃく,オリゴ糖の摂取 実施している現在の食事です. コメ:玄米を半分使用,パンはやめました. 野菜:大根,キャベツ,ナス,白菜,ニンジン,タマネギ,コーン,にんにく,シシトウ, トマト(カンズメを含む) 豆類:大豆,黒豆,インゲン,小豆 芋類:里芋,さつまいも,山芋,こんにゃくが多い.ジャガイモは少ない 海草:ワカメ,昆布,ひじき,味付け海苔など 魚類:魚と貝 オヤツ:するめ,柿,なし,ぶどう(干しブドウを含む),りんご,バナナ,ミカン,大福 饅頭等の和菓子(トランス脂肪酸と脂肪の多い洋菓子はやめました) 飲み物:野菜とフルーツのジュース(1パック/週),水の摂取量は減っています. コーヒーはやめて,オリゴ糖を毎日なめています. 9月10日ぐらいから食事を変えました.1週間ぐらいから便に変化があり,1箇月がたったときは理想的な便=腸内細菌になっています.1日1回以上の便意,嵩高く黄色い便,においなし.10月24日に食事変更後のはじめての通院がありました(検査は食後2時間).少しカロリーオーバーなので,一抹の不安がありました.結果は血糖値・A1Cが,いままでの120/6.0→84/5.5に顕著な改善がありました.次回は12月19日なので,自信もって確定していません. 11月4日に会社の健康診断がありました.血液検査はまだ早すぎますが,尿中のブドウ糖/蛋白は「-」でした.最近7年は見たこともない結果であり,「うそー」と思いました.心電図にも異常がありませんでした. 実体験としてはパソコン操作をしていると,目の奥に圧力がかかった様な感覚があり,非常に疲れましたが,現在まったくありません.蚊等にさされると,1週間くらい赤く残りましたが,今はまったく変化しません.肌をかくと「ミミズばれ」状態になりましたが,この症状も起きません. 現在,困っている症状:手足が冷たくなります.ただし午後11時以降は発熱します.今までと比べると軽減していますが直っていません.インポ,これもダメです.暑がりでしたが,最近は夜中に冷え性状態なり,ふとんが必要になっていました.最近はまたフトンなしで眠れるようになってきました(体内の発熱=ブドウ糖燃焼が盛んになってきた様な実感があります. カロリーオーバーは実感していますが,現状の食事パターンで12月19日の血液検査を受けます(予定は,1晩絶食の検査).ただし,会社の血液検査の結果が12月の初旬には出るので,結果が悪かったらオヤツを減らします. 追記:今は違いますが,昔は製薬メーカーに勤めており,図書室にあった医学・薬学書を読みあさりました.家族歴として私以外に糖尿病患者はいません.結婚する前はどんぶり飯を2杯×3回/日以上,ジャガイモのおかずをドンブリで,親父と食べていました.親類を含めて,大ぐらいの家系ですが,親類にも糖尿病患者はいません.体重が84kgになったこともありますが,まったく正常でした.骨格は骨太の家系で,パン・牛乳の食パターンも全くなく,単身赴任してから,栄養をと思って食事のパターンを変えました. |