自傷行為について

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回答者 motipon さん ( 一般人 ) 回答日2009/02/08 23:47
答え 蓮華さんこんにちは。たくさんの重荷を背負った感じの毎日を、小学生の頃からずっと過ごしてきたようで、それは大変だったのではないかなと感じ、おせっかいにも何か話をできたらと思い書いています。ネットという場所ではありますが、こうしてたくさんの人と言葉を交わしているように、もし実際の生活でも、信頼できる関係を作って、言葉を通して心を伝え合えたら、たぶん楽になるのかなと思います。でも、人間関係を作ることが、とても大変なようですね。
 リストカットや幻聴、睡眠障害・起床障害など、「病」としてまずは信頼できる専門家の方の力も借りるのは必要な状態であるように思います。すでに病院にも行かれていると思いますが、一方で治療を継続していくと安心ですよね。
 もう一方で感じるのは、「自分が嫌い」とか「自分なんか生きてる価値がない」というようなマイナスな自己意識です。おそらく、頭では価値のない人間なんていない、というのは理解できると思うのですが。でも、実感として、自分が大切にされて、誰かを大切にしたいと思うような人生を積み重ねてこなかったように感じました。こうして誰かから必要とされていると感じたり、愛されていると実感されていたり、ともかく、生きている、そこにいること自体をまるごと受け入れてもらえてきていないと、人間って、面倒ですが、自分なんか・・・って思う生き方に傾くようです。
 自分の中に、自分が価値がないとか、そうしたどうしようもない暗い穴のような部分があるとしたら、大切な課題は、自分の中に、自分が生きている価値があり、何かがやれるというような自信を作るということにもなってきます。
 なんだっていいのですが、自分が誰かのためになっているという実感をもてるような努力を、バイトでも勉強でも、恋愛でも、少しずつ探して、時間をかけて、自分を愛せるような苦労をしていくことが大切なんではないかと思います。
 自分をだめにすることに一生懸命になるのではなく、自分の中に、自信をつける努力を重ねることをしていくなら、きっと、過去にひきづられたり、マイナスな自分に引きづられたりする日々から脱出できる日がくると信じています。

 ちなみに、有名な施設ですが、精神障害の方たちが独自の取り組みをしている北海道の「べてるの家」の本、特に「自己研究」の本は、役に立つようなことが書いてあるような気がします。参考までにです。ちなみに私はこことは一切関係はありません。誤解のないように。
 リストカットなどは、おそらく習慣にもなっていると思います。どうすれば、という「策」に一生懸命になっているうちは、「またやってしまった、だめだ・・・」という繰り返しから抜けられないと感じます。もちろん、策として、自分をほめていくという「よかった探し」ができればとも思いますが、じっくりとここは、今から自分は、自分の人生を大事にする生き方のトレーニングを始める時期に入ったと考えて、自分を具体的に鍛えていく努力をしていくことが、本当の意味で、新しい人生、リストカットや幻聴に悩まされない人生が生まれることにつながると感じています。
 私の身近では、リストカットを日常的にしていた女の子が、カウンセラーの支えの中で、初めて自分で何かしたい仕事を探し、必要な資格をとるためにがんばり、そして、実際に、人に必要とされる仕事をしていく中で、結婚、出産、というステップを踏んでいきました。もちろん、アップダウンの連続でしたが、今、彼女は自分を傷つける生き方を、遠い過去のものとしています。

 完璧でなくてはならないという自分の思考。自分はだめだと考える自分の考え方こそだめです。だめでいいんですよ、人間だから。でも、だめな自分や失敗を、次に、未来につなげていくことに一生懸命になってもらえたら、何かが変わるのかな。
 過去は過去です。蓮華さんの人生をたくさん聞いていけば、たしかに愛情など、親子の問題が浮かび上がると感じますが、親は生んでくれただけありがとう。そう、割り切っていければ、前に進めます。これからは、自分の人生です。いつも、私は周囲の悩んでいる青年にはそういいきります。幸せに向かう努力や苦労に一生懸命になるほうが、過去の問題がどうだということに毎日振り回されるよういいではないですか。
 でも、人間です。弱いです。だから、少しずつ、何か自分にできるような生活の宿題を作って、自分の心と身体と、人間関係を作る力を鍛えていっていただければと思います。だめな自分もおもしろい。可愛い。そんな気持ちにいつか必ずなれると信じています。ネットという姿も見えない中での励ましは、危険だなとつくづく感じています。
 ピントはずれだなと感じたら、ごめんなさいね。今、子どもではないように、時間は静かに自分を変えていきます。ゆっくりとでも、冬、凍りついたような人生から、春の兆しが見えることを、私は願ってます。
 どうぞ、自分の中にある、春を呼ぶ力を信じられるまで、何かに少しずつ、取り組んでいってくださいね。時間は必要です。でも、その時間は振り返ればきっといい思い出になると思います。自分で自分を縛り付けている「何か」、その殻をいつか破って、新鮮な空気を吸っている自分をイメージしてくださいね。人生はまだまだ、これからです。苦しみもありますが、生きているのは、楽しいことがたくさんあるんです。ただ、それを実感できないような生き方になっているんじゃないかなと思います。
 アイデンティティの問題、これも何かを考えるヒントになればいいなとか思います。学術的なことではなくて、自分が自分であることに自信をもてる生き方をつかむ。そんな意味ですが。余計なことですね。たくさん書いてすみませんでした。あまり、病の細かい話などにとらわれないように気をつけてくださいね。生きていく課題。生きにくさの課題。これを、こつこつと、破っていく「心の仕事」を大切にしていっていただければ、きっと人生は開けると信じる一人です。
 

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