回答者 みちやん ( 経験者 ) | 回答日2009/04/18 20:10 |
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うつ病と診断されて、1ヶ月前に復職しました。
自分の経験談なので受け入れてもらえるかはわかりません。 それでもお役にたてればと思い、回答いたします。 私は仕事で追い詰められてしまい、同じような症状 (朝起きられない、悲しくて泣いてしまう、苛々して仕事が手に付かないなど) で休みがちになり、ネットでうつ病診断を複数チェックしたところ、 「病院で受診したほうが良い」との診断が出たため、自分で病院を探し、 都市部にある心療内科の病院に電話をして診察予約しようとしました。 ところが、自分の症状を話し、診察を受けたいと相談したにもかかわらず、 電話をしたすべての病院に断られてしまったのです。 ショックでどうしたらよいかわからなくなって、 勇気を出して直属の上司ではないもっと上の上司に相談してみました。 上司は即、大学病院に予約を入れてくれて、 予約した日に受診したところ、「あなたはうつ病です」と診断されました。 何回か診察を受けている間、先生が何人か変わりました。 ある時、曜日指定で診察予約をしたところ、 偶然にも今の主治医に巡り合うことができたのです。 主治医のもとで治療を続け、一時期は良くなりかけたのですが、 職場への不信感のため、かえって症状が悪化してしまいました。 そのことについて主治医に相談したところ、 診察時には上司にも一緒に入ってもらうことをアドバイスされました。 一緒に診察を受けることに少し抵抗はあったのですが、 上司に症状を理解してもらったことで、有給となる休暇を取ることができ、 1ヶ月半休んでなんとか復職することができました。 会社に診断書を出さなければならないため、主治医が正確な病状を告げてくださったのですが、 「ショックを受けないで聞いてください。あなたは中等度のうつ病なんです」 と、専門書を片手に説明してくださいました。 私としては、もっと軽いレベルだと考えていたのに、 それより少し重い症状であると言われたのにはショックでしたが、 自分の病気と正面から向き合うことができ、うつ病の治療に有効とされる 「休息」「薬物治療」を素直に受け入れる気持ちになりました。 あんなに多くの病院に「あなたは診察できない」と言われたのに、 立派に病名を付けられて、良い主治医に巡り合うことができて、 私は今では運が良かったと思っています。 飲酒の量も多いとのことですが、私もほぼ毎日、何らかのアルコールを飲酒しています。 多分、依存症なのではないかとは思っていますが、 この方面での治療は全くしていません。 にもかかわらず、「うつ病」に関して言えば、回復に向かっていると言ってよいと思います。 なぜなら、私が目指している治療の目的が「アルコール依存」ではなく、 あくまでも「うつ病」=職場で元気に働けること、だからです。 ここからは私の考えなのですが、 本格的に何らか(うつなのかアルコール依存症なのか)の治療に臨むならば、 ご自身が「何の症状について治療したいのか」、治療したいのは何なのかを はっきり認識していないと、精神科医も判断を下しにくいのではないでしょうか。 私の場合、周囲(上司)が私の症状に少なからず気付いてくださって、 その症状について「以前と同じように元気に職場復帰する」ことを目的に治療を開始したので、 思っていたよりも早く職場(仕事)に順応できる状態になれました。 ただ、人によって感じ方、治療に対する心理状況等それぞれ違いがあると思われますので、 私の回答は単なる経験談として見ていただくとして、 やはり最終的には、ご自身で治療のための方法、自分にとっての良い医師 (相性の良い医師に巡り合うために、病院を替えることは問題ないと聞いています。) を見つけることに尽きると思います。 |
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