回答者 no name ( 専門家 ) | 回答日2009/05/15 22:20 |
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2の回答者です。具合はいかがですか。
>葛根湯と小青龍湯の併用は可能でしょうか? 葛根湯と小青竜湯はどちらも麻黄が入っているのでいっぺんに飲むと動悸や吐き気が出ることがあります。書きませんでしたが小青竜湯も頭痛寒気にも効果はありますので、一番気になる症状で選んでみてください。1日のうちで主要症状が変わる場合、1日3回のうち1回葛根湯、2回小青竜湯のように組み合わせるのはOKです。いずれも一時的に体温を上げて、汗をかかせて治す薬です。 もし、これらをのんでひどくだるくなったり、汗がだらだら出てきたら桂枝湯のほうがいいです。 参考までに、熱が出て寒気がして頭痛がする風邪の初期(体力あり→なしの順) 麻黄湯…高熱、節々の痛み、咳、ぜいぜいする呼吸、汗は出ない(寝汗は体力の目安で、漢方では重要な指標の一つです) 葛根湯…発熱、首から背中にかけてのこり、胸から上の炎症(扁桃炎、乳腺炎など)、汗は出ない 小青竜湯…水っぽい鼻水や痰がよく出る(鼻づまりではない)、ぜいぜいごほごほといった咳や喘息、汗は出ることも出ないこともある 桂枝湯…汗ばんだり寝汗をかく、症状は軽めのことが多いが風邪をひきやすく長引くなど体力が落ちている 他にもいろいろありますが、実際、簡単に手にはいるのは葛根湯と小青竜湯くらいでしょうか。なお、妊娠中はわざと実際の症状より弱い薬を使うこともあります。 漢方は安全なイメージがありますが、副作用やアレルギーが出る人もいます。また、漢方薬よりも、短期間の西洋薬ですぱっと治す方がいい、と考えるドクターもいます。迷ったら、かかりつけの内科か産婦人科があれば先に受診した方が安心かもしれません。 早くよくなるといいですね。 |
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