回答者 chococone ( 経験者 ) | 回答日2010/02/05 16:01 |
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相談者様のおっしゃる大陰部とは
=大陰唇(だいいんしん)のことで合ってますか? 大陰唇とは女性の外陰部における、 脂肪組織に富んだ左右一対の襞のことで、 内部にある生殖器と尿道口を保護する役割を持っています。 相談者様の年齢が書かれていませんが、性交渉の経験が無い、 両親にも相談出来ないなどの文面から、まだ学生さんかな?と推察します。 わたしもはじめて産婦人科に行ったときは、本当に不安でした。 ですから、相談者様が親御さんに相談出来ない、 産婦人科が怖い、と感じる気持ちもよくわかります。 しかし、放置していても治りませんし、これ以上ひどくなる前に、 ここはひとつ勇気を出して産婦人科へ行ってほしいと思います。 今は不安な気持ちでいっぱいかもしれませんが、 女に生まれたからには、女性器と一生付き合って生きなければなりません。 長い人生の中で、この手のトラブルがこれからも 相談者様の身に降りかかることもあるでしょう。 ですから、悪戯に怖がらずきちんと理解するいいチャンスだと思って下さい。 さて、本題に入ります。 性器の腫れなどの症状があると、つい性病を疑ってしまいがちですが、 性病以外の原因で腫れが出るということは良くあることです。 考えられる病気と症状を簡単に説明したいと思います。 ○毛嚢炎 下着のゴムが擦れてできた傷やムダ毛の処理の時に できた小さな傷がきっかけで毛穴に雑菌が感染して膿がたまり腫れる。 雑菌による感染が原因なので痛みを伴いやすく、 押さえると大きなニキビがつぶれた時みたいに中から膿が出てくることもある。足の付け根や下着のあたる部分にできやすいのが特徴。 ○バルトリン腺膿瘍 主に大陰唇の下の方にしこりができて、左右どちらかが腫れる。 軽いうちはあまり痛みは伴わないこともあるが、 悪化するとちょっと押さえただけでもかなり痛い状態になる。 膣の両脇のバルトリン腺がなんらかの刺激で傷付き、 そこから大腸菌、ブドウ球菌などの雑菌が侵入すると、 バルトリン腺の粘液の出口が炎症を起こしてふさがってしまう。 すると、粘液や膿が溜まっても出口がないので、 バルトリン腺が膨らみ、真っ赤に腫れてしまう。 ブドウ球菌も大腸菌も人間とはなじみの深い菌(常在菌)です。 ブドウ球菌は人間の皮膚に普通にくっついている菌で、 体調不良などで免疫力が下がっていると、簡単に増殖されてしまいます。 女性器と肛門はお隣同士ですので、 大腸菌が原因で女性器のトラブルを起こすことも多いです。 他の原因として良性腫瘍、稀ですけれど外陰部の皮膚癌等もあります。 いずれにしても、産婦人科で診断を受けて、正しい治療を受けて下さい。 まずは、お母さんに相談してみましょう。 上手く説明出来ない場合はこのサイトを読んで貰うといいかもしれません。 毛嚢炎もバルトリン腺膿瘍も抗生物質の投与で治りますので、 早めの受診をオススメします。 お大事になさって下さい。 |
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