トラウマ

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回答者 にゃん美 ( 経験者 ) 回答日2010/02/26 12:56
答え  DNAが狂っているなんてことはありません。環境が人を作るのです。おじいさまは自分の機嫌のいい時は優しくするのに虫の居所が悪いと怒鳴り散らして暴言を吐き、家庭の空気をピリピリと張り詰めさせてきたんでしょう。その中で怯えて育ったお父様も神経質でおじいさまと同じような性格になっちゃったんです。そして、今はあなたに対してイライラや鬱積が向けられているんでしょう。二人とも大人になりきれていない大人の典型です。とばっちりもいいところです。綾小路きみまろさんが漫談の中で上手いことを言っています。「社長が部長を苛め、部長が課長をいじめ、課長は平を苛め・・・。家に帰って父ちゃんが母ちゃんをいじめ、母ちゃんが子供をいじめ、子供はペットをいじめる。」まさに社会の縮図だと思います。強いものに歯向かえないから、弱いものいじめをする。だけど優しい人は弱いものいじめなんて出来ない。真に優しい人が精神を病んでしまうのだと私は考えます。
 あなたは悪くありません。あなたは自分のストレスの刃を他人に向けることなく今まで頑張ってきました。自分を責めないで下さい。自分を責めれば苦しくなって他人を責めてしまうのは無理の無いことです。子供というのは家庭の外で辛いことがあっても、家庭の中に安らぎがあれば健やかに育っていくことが出来ます。しかし、自分の機嫌でコロコロ態度を変えるような親の元では怯えて育つことになり、心に傷を抱えて育つことになるのです。そしてその心の傷を弱いものいじめで解消するようになるのです。あなたは一人で傷を抱えて今まで耐えてきたのです。そんなあなたを誰が責めることが出来るでしょうか?
 あなたの人生のスタートラインは周囲の人間に歪んだ愛情を注がれて育ったと言う時点で大きくマイナスの立ち位置でした。とても遠回りしなければならなくなりました。。そして今はまだその途中です。
 あなたは苦しんでいます。この苦しみは同じような環境に育った人にしか決して理解できないものでしょう。けれどその苦しみは決して無駄にはなりません。愛し方を知らない大人に育てられた子供の心は弱く脆いガラスのようです。しかし、立ち直ったとき、優しさと強さを兼ね備えた心を手に入れることが出来ます。その心は何ものにも代えられない宝物になるでしょう。
 あなたが前向きな心を手に入れ、立ち上がるためには、自分の心を見つめ直す時間が必要です。今はあなたが22年間溜め込んできた想いを、吐き出して整理する時間なのです。焦る必用はありません。過酷な環境に生まれ育っても優しさを失わなかったご自分をどうか誇りに思って下さい。

参考URL  http://www.kato-lab.net/


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