回答者 kojimanoneko さん ( 経験者 ) | 回答日2012/11/13 00:42 |
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はじめまして。
つらい毎日を過ごしていらっしゃるのですね・・・鬱と簡単に言ってしまえばそれまでですが、本人にとっては自分の心も体も自分ではどうしようもない状態になりますよね。 ご参考になるかどうかわかりませんが、私の今日に至るまでの経験をお話ししますね。 そう、私も8年間鬱で苦しみました。きっかけは母の末期癌と死去・遠隔地への転勤などです。 心療内科への通院も投薬も回復には繋がらず、配偶者も鬱について全く理解せず仕事もできなくなり生きていないほうがいいと何度思ったかわかりません。自殺未遂も繰り返しました。摂食障害にもなり、救急車で運ばれ立ち上がることもできない日々が続きました。笑うことも怒ることも食べることも眠ることさえも許されない・・・それが鬱です。 そんな私に転機が訪れたのは、なんとなく訪れた温泉地の乗馬クラブで1頭の馬に出会ったことからでした。出会った瞬間に首に抱きついて頬を寄せてその馬も何かを感じたのか、帰ろうとすると前掻をして甘えてきました。 その馬に惹かれるように障害馬術を始め、定期的に飛行機で遠く離れた地へ馬に乗りに通いました。そして、ある日気がついたのです・・・馬に乗りに行っている時には安定剤を飲むことを忘れていることに。 眠剤だけは手放せませんでしたが、自分の好きなこと好きな場所にいる時には安定剤を飲まなくても大丈夫なんだと思うようになり、7年飲み続けていた1日20錠以上の薬を減らしていくことができました。 後でわかったことですが、馬には精神を癒す力があるそうで「ホースヒーリング」という治療もあるそうです。 しかし、鬱はそう簡単に寛解しませんでした。日常に戻ると悪化し「消えてしまいたい」「楽になりたい」とばかり思い、もう終わりだと諦めた時に偶然とは言えないタイミングで自分の全てを受け止めてくれる人との出会いがありました。鬱だからと特別扱いをするわけでもなく、精神障害者として偏見を持つわけでもなく「ありのままでいい。泣きたい時には泣いたらいいけれど、自分の前で泣いてね。側にいないと何もしてあげられないから。」と言い続けてくれました。 励ますこともなく、その日その時によって精神状態が変わる私に動揺することなく私のペースでかまわない、私の好きなように過ごしたらいいと居心地のいい環境を作ってくれています。「あなたがいるから自分は笑っていられる、壊れないでいられる。」と私が生きていることの必要性を、あえて自分の弱さをさらけ出して伝えてくれました。 そして、眠剤もいらなくなり今は穏やかな気持ちで毎日を過ごしています。 長々と書きましたが、今までが真っ暗闇の中でも生きる術も希望もなくても1日じゅう泣いて過ごしてもとりあえず生きてさえいれば、何かのきっかけで少しずつ状況が変わってくる時が来ます。 誰も解ってくれる人はいないと思っていても、生きてさえいればどんなにボロボロな自分でも受け入れて笑顔を取り戻させてくれる出会いがきっとあります。 無理をしなくていいです。 無理に優しくなろうとしなくていいんです。 疲れて、傷ついたあなただからこそいつかきっと人の痛みや心の声を解ってあげられる人になります。 無理に何とかしようとしなくていいんです。 何もいそがないでくださいね。 |
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