回答者 鳥越雛 ( 経験者 ) | 回答日2012/11/26 20:03 |
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こんにちは。
私は23歳の精神科通院中の無職の人間です。 読んだ感じでは、強迫性溜め込みや収集強迫、強迫的溜め込みと言われる状態なのかなと感じました。 強迫性とつくけれど、他の病気でも溜め込みに陥ってしまう場合もあるそうです。 詳しくは参考URLのサイトを見てください。 溜め込みに関して詳しくないですしそう診断された事も無いのですが、部屋掃除とか片付けに興味があるので書き込みました。 私は、部屋や自分のスペースが汚かった時期があります。 なので経験者という事でお願いします。 サイズが小さかったりして着れない服も、クローゼットの中の衣装ケースの中に入れたりハンガー掛けして保存していました。 工作や手芸が好きだったのですが、昔作ったけど今絶対使わないだろう作品も、その材料もいっぱい保存していました。 作りたい時に、その材料があるか分からず購入…という事もありました。 学習机は物置場と化していて、学習机の下もその周辺ももれなく物置状態。 書類は床にも散らばっていて、それが点在しているので部屋の中をくねくねしながら歩きました。 一応“ここの書類の山は学校関係”等と分類しているつもりでした。 クローゼットの中にも物を詰め込んであるため、触り方を間違えると雪崩が起きそうでした。 裏が白い紙も文房具も、もれなく保存していました。 何度も片付けようとするけど、リバウンドしてあまり変わりませんでした。 短大に進学し、勉強の難しさと忙しさで片付けは後回しになりました。 在学中に体調を崩したため卒業後から無職になり、一時期は寝て起きて食べるのでやっとでしたが回復するに従い「今度こそ部屋を片付けよう」と思い、片付けて現在に至ります。 現在も精神科に通院していて、服薬しながらカウンセリングを受けています。 部屋が汚かった時の心理状態の自己分析ですが… 「家具と家具の隙間がもったいない」「物を捨てたらもったいない」と思っていました。 隙間に物を詰め込んでいても、“捨てていないから”物を大事にしているのだと思っていました。 形見でもないのに、壊れていて直しようがないものでも捨てずにとっていました。 物を捨てたら自分の一部を手放したような気持ちになるので、“捨てる”という事に対して抵抗がありました。 心の隙間を物で埋めようとする感じです。 当然、片付けろと言われるのは嫌でした。 今の部屋は、生活感もあるし人並みかなと思います。 何度も片付けようとしたので、汚い部屋から脱出したきっかけはよく分かりません。 けれど、短大入学後に男性と付き合った事も関係するかもと思います。 現在も付き合っているのですが、彼の部屋はきれいです。 彼は“部屋さえ片付けられないダメな私”を受け入れてくれたし、ほんのちょっとだけきれいにした時「ちょっと片付けた」というと「ちょっときれいになったね」等と言ってくれて嬉しかったです。 彼の影響でお菓子作りと料理という趣味ができたし、家族や友人に「美味しい」と喜ばれるのが嬉しく感じます。 彼と出会った事や時間が経った事もあり、寂しさを物で埋める必要はないと思えるようになってきました。 昔と違い、温かい心の交流ができるようになってきた影響もあるかもしれません。 昔は人の顔色をうかがってばかりで息苦しく、居場所が無いと感じていましたから。 当時の自分が片付ける気になりそうな言葉は、 ・ゴミを捨てても大丈夫 ・この服(ペンでも良いと思います)もいっぱい頑張ってくれたから、もう処分しても良いんじゃないかな ・(状態が良いものの場合)バザーや古本屋、古着店に出したら、必要としてくれる人が使ってくれるよ ・(紙、段ボール等の場合)資源回収に出したら資源として活かされるよ ・雪崩起こしてケガしたら心配だよ ・重いもの運ぶ時とか、手伝うから言ってね ・ゴミの分別が分からなかったら聞いてね といった感じでしょうか。 でもしつこく言われると嫌なので、部屋でケガしそうな時に「ケガは無い?物が崩れてケガしたら心配よ」という感じで声をかけてあげてください。 もし、ほんのちょっとでも片付けを頑張っていたら「頑張ってるね」と声をかけ、軽いおやつや温かい飲み物を用意して陰ながら応援するのも良いと思います。 たとえ親であっても、自分の領域(=部屋)に入って欲しくない気持ちもあるので。 ただ、質問者さんの娘さんの場合一人ではできない部分もあると思うので、空き缶やペットボトルやお皿等は娘さん任せにせず「洗っとくね」と言って、一緒にもしくは代わりに洗った方が良いと思います。 娘さんの部屋がきれいになり、少しでも回復されると良いなと思います。 娘さんとは溜め込む物の種類や量が違うと思いますが、何かヒントになればと思います。 長文失礼しました。 |
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