世の中は。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

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07年11月23日(金)

世の中は。

< 筑。  | 忘れ。 >
世の中は。 画像1 世の中は。 画像2
【其の五十二.】(No.93) 詠み人:鎌倉 右大臣

 世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ
  あまの小舟の 綱手かなしも
(ヨノナカワ ツネニモガモナ ナギサコグ アマノオブネノ ツナデカナシモ)

[ギミック] 特にナスww

[通釈]
この現世が、常住不変であれば良いのだがなぁ...
渚を漕ぐ漁夫の小舟の綱手縄を引く様子が、心にしみておもしろいことよ。

----- おまけ&キャチ的☆解釈 -----

この歌は、【川の上のゆつ岩群に草生さず常にもがな常処女にて】(万葉集)と、
【陸奥はいづくはあれど塩釜の浦こぐ舟の綱手かなしも】(古今集)を本歌取りしたもの。

「あま」は“海女”に非ず“海士”で、漁師のことです。
「かなし」は漢字を当てると“愛し”。強く心が惹かれる、といぅ意味になります(^^)

作者は、頼朝と政子の二男である 源 実朝。
征夷大将軍に祭り上げられたましたが、その実権は母方の北条氏の手にありました。

鎌倉幕府は動乱の時代。もはや、誰が敵で誰が味方なのかも分かりませぬ...
名ばかりの将軍様は、和歌を詠むことで孤独や不安を紛らわしておられたのでしょう。
右大臣に任ぜられた翌年28歳の年に、暗殺されてしまいます。
・・・・・・・ご自分の、甥っ子の手によって(/_;)

武将に在りながら多くの秀歌を残した悲劇の詩人の、
平和を望み願う感傷がひしひしと伝わってくる気がいたしまする...

『 政(マツリゴト)は好かぬ...戦(イクサ)は嫌ぃぢゃ...』

・・・イト、ウシロヤスシ。

(ノコリ48。あいのりってさ、何か、アレだょなぁ...(-_-;)わっ、フられた。←女子かっ!! )

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