音。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

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07年12月04日(火)

音。

< 天の。  | 淡路。 >
音。 画像1 音。 画像2
【其の六十三】(No.72) 詠み人:祐子内親王家 紀伊

 音にきく 高師の浜の あだ波は
 かけじや袖の ぬれもこそすれ
(オトニキク タカシノハマノ アダナミワ カケジヤソデノ ヌレモコソスレ)

[ギミック] 掛詞:[高師]=音(評判)に[高し]x[高師]の浜(大阪府にある歌の名所)
       [かけじ]=波を袖に[かけまい]x貴方のことなど気にも[かけまい]
       [ぬれ]=波で[濡れる]x涙で[濡れる]

[通釈]
(直訳)評判の高い高師の浜のあだ波は、袖にはかけないよぅにいたしましょう。
    袖が濡れてしまってはいけませんから。

(歌意)浮気者と名高いあなたのことを、心にかけるわけにはいきませぬなぁ。
    嘆きの涙で袖を濡らすことになっては困りますもの(^m^)ニョホホ~♪

----- おまけ&キャチ的☆解釈 -----

「あだ」は実が無い・移り気・浮気などの意。漢字で「徒」。「仇」ぢゃ無ぃのか~(^^;ゞ
「あだ波」は大した風も無いのに立ち騒ぐ波。浮薄な行為に喩えられるそぅな。

今回は遊び心豊かで比喩表現の多いお歌な為(直訳)(歌意)とにわけました。
通釈にしてしまうと、(カッコ)だらけになってうぜぇことに為りかねませぬゆえ(^_^;)

この歌は「堀川院御時艶書合」といぅ男女で恋の歌(ラブレター)を送り合ぅ歌会にて、
プレイボーイの中納言俊忠君から送られたお誘いの歌への、贈答歌でございます。

送られた歌【人知れぬ 思いありその 浦風に 波の寄るこそ 行かまほしけれ】
 (人知れぬ思いが有りますので、荒磯の浦風で波が寄るかのように
  夜に貴女のもとに忍んで行きたいものですなぁ... (* ̄▼ ̄*)グフフ...)

でもまぁ、本気で恋のやり取りをしていた訳ではなく “大人の遊び”ってヤツ?
(中にはこれを機に...って人もいたかも☆ぢゃがのぉ~。)
その証拠にと言っては失礼ですが、作者はこの時既に70歳過ぎの老婆でございました。

ともすれ、この歌の美しくも優しくも艶っぽくもある優れた“はぐらかし”っぷりは、
さすが人生経験豊富な彼女ならでは、とも言えましょうぞな♪

・・・イト、ナマメカシ。

(ノコリ37。映画「どろろ」。豪華俳優陣ぢゃのぉ。原作のがヨイが、別物にオモシロ♪)

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