節翁さん
最新の記録ノート
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13年03月09日(土)
戦争と戦後が甦る |
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三月は、東京大空襲、沖縄戦の月。 八月と共に、戦争と戦後を思い出させる重く辛い月である。
昨日、NHKの放送「いま明かされる戦争孤児の実像」を見た。 私と同年齢同世代の戦争孤児の体験告白の記録である。
1945年3月10日の東京大空襲。 子供が女性が年寄りが、10万人もの市民が無差別の焼夷弾爆撃によって焼き殺された。 終戦の日まで続く米軍の本土爆撃によって12万人以上の子供たちが親を殺され孤児となった。
戦争を起こした国や社会は、戦争孤児たちを庇護することもなく放置した。 孤児たちは「浮浪児」と呼ばれて差別と邪魔者扱いを受けながら廃墟のなかを生き延びたのである。 辛い、苦しい、重い、暗い記憶であろう。
少年の日に、外地で敗戦を迎え、戦後の貧困と飢餓のなかに父を失い、 苦難の少年時代を生きた私には想像できる。
戦争は人が人を殺し殺されるだけではない。 生き延びた人々をもどれほど苦しめ続けたことか。
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