ゆる体操とは?ゆる体操の効果とは?ゆる体操のやり方

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ゆる体操でリラックスした心身を!

ゆる体操は、年齢も場所も選ばない!簡単な体操です。

ゆる体操とは?ゆる体操の効果とは?ゆる体操のやり方

私たち人間の体は、いつもどこかに力が入っている状態です。立つにも座るにも、体を支えるためにどこかに力が入っていたり負担がかかっています。今回は、そんな力んだ体をほぐしリラックス状態にする簡単な体操、「ゆる体操」をご紹介します。

ゆる体操って?

いつも私たちの体は、無意識のうちに余分な力が入っています。そして、それが原因で肩こりや腰痛、さらには様々な病気や機能障害も起こっています。

人間の体を建物に例えるとわかりやすいかもしれません。高層ビルの上の方の階は、風が吹いたり地震などがくると、かなり激しく揺れますよね。それは建物をつくるときに、ハンドルなどと同じように「遊び」の部分を作っているからです。もし、その「遊び」の部分がなく、きっちり寸分の狂いもなく建てられていたとすれば、その建物は激しい衝撃があったときに、ポキっと折れてしまうことになります。人間の体も同じです。人間の体は206本の骨とそれらをつなぐ関節、そしてその周りを筋肉や脂肪、皮膚などが覆っているわけですが、それらが固まった状態でいればどうなるでしょう?体はいつも緊張状態にあることになり、動こうとしてもロボットのような動きになってしまいますよね。それを解決するためには、意識的に体をゆるめることができるようになればいいわけです。そこで、運動科学研究所の高岡英夫氏によって開発されたリラクゼーション方法が「ゆる体操」です。

ゆる体操とは、体をゆすることによって心身をゆるめリラックスさせる体操のこと。年齢や場所を選ばずにできる「ゆる体操」を行うことで、緊張した状態の体や筋肉をゆるめ、健康を維持することができるということで、高齢者の多い地域や生活習慣病の予防目的で用いられている体操です。

ゆる体操の効果とは?

では、一体その「ゆる体操」を行うことで、どのような効果を得られるのでしょうか。
人間の筋肉や関節は成長とともに固まっていきます。体にはもともとバランスを取るための機能が備わっているのですが、だんだん筋肉や関節がかたまっていくと、バランスをとる機能もうまく働かなくなってしまいます。「遊び」の部分がなくなっていくのですね。そこで、このゆる体操を行うことで体の緊張がとれ、ゆがんだりクセのついた体も、本来の形に戻すことができるようになるのです。2本足で生活している人間を支えている背骨や、その付近にある細かい筋肉などのパーツをゆるめ、「遊び」の部分を高めることができます。そうすることにより、全身の緊張もとれ、血液の循環がよくなり、肩こりや腰痛のなどの症状も改善させると言われています。

他にも呼吸に使っている筋肉をゆるめることで、深い呼吸ができるようになり、酸素を体内に取り込みやすくする。緊張がとれることで副交感神経の働きが活発になり、体や筋肉だけでなく、精神的にもリラックス状態を手に入れることができるなど、様々な健康効果があると言われています。

ゆる体操のやり方

ゆる体操には様々なものがありますが、重要なポイントは、動作を行いながらその動作を擬態した声を出しながら行うこと。「ギュー」「モゾモゾ」「プラプラ」など、その部位や動きに合わせた声を出すことによって、より効果を発揮させることができます。

例えば、寝て行うゆる体操では、少し固めの布団やマット、床などの上に寝ころんで、腰を床に押しつけるようにしながら、両手両足を左右に「モゾモゾ」動かしたり、寝ころんで、足を組みながらヒザから下を「プルプル」動かすなど。

こういったものなら、自分でも座ったり立ったりでも、自分がいちばんリラックスできる姿勢で、あちこち動かすことができますよね。もちろん擬態語も必要です。それだけで、緊張がほぐれ、健康やリラックスした心身を手に入れることができるなら、テレビを見ながらでも挑戦してみる価値はありそうですね。いつもカラダがこわばっているなぁと思う方はぜひ、ゆる体操に挑戦してみてくださいね。

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