食欲を増進させる香辛料/コショウ/生姜(ショウガ)/カプサイ...

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『風邪にはこんな香辛料』 コショウ・しょうが・トウガラシ・ウコン・・・

風邪で食欲がないときは、食欲増進効果のある香辛料で健康回復!

食欲を増進させる香辛料/コショウ/生姜(ショウガ)/カプサイシン(トウガラシ)/ウコン(ターメリック)

風邪をひいてしまうと、どうしても食欲がなくなってしまいますよね。体力を消耗しているのに、寝ているだけだから、お腹も空かないし、でも食べないと元気にならない…ってなかなか苦痛ですよね。そんなときでも、香辛料や刺激物を摂ると食欲は増すものです。「喉や胃を荒らしそう…」と思うかもしれませんが、香辛料の中には発汗作用があったり、胃腸の調子を整えたり、解熱作用があるものもたくさんあります。もちろん摂りすぎは禁物ですが…。
今回は、そんな風邪で食欲がないときにも食欲を増す作用のある香辛料をご紹介します。

コショウ

コショウは、日本人にも割と身近で料理にも使いやすい香辛料のひとつですよね。コショウにも様々な種類がありますが、その中でも黒コショウには辛味成分ピペリンによる発汗作用・食欲増進効果があります。また、胃腸を温めて調子を整えたり、解熱作用や、筋肉のこりをほぐすなどの効能もあります。まさに風邪にピッタリの香辛料と言えます。

また、アメリカでは、風邪のときには野菜がたっぷりのチキンスープを飲むそうです。チキンから溶け出した良質のタンパク質が、アミノ酸に近い状態まで分解されるため、消化器官に負担をかけず、すみやかに細胞に吸収されやすくなる上に、野菜もしっかり摂ることができます。

チキンと野菜がたくさん入ったスープに、黒コショウで味付けをすると、栄養もきちんと摂れるし、食欲も増す。まさに一石二鳥ですね。

生姜(ショウガ)

これも、冷え性のコラムでも紹介しましたが、ショウガには体を温める作用があります。ショウガの精油成分であるジンギロールとジンギベレンは身体を温め、さらに発汗作用もあるので風邪をひいたときには特にオススメです。また、ショウガの辛味であるジンゲロン・ショウガオイルという成分には、唾液の分泌を促し消化を助ける作用があります。

風邪ひいたかな?と思った時は、おろしショウガを砂糖とお湯でといた「ショウガ湯」が効き目抜群!風邪も吹き飛んでいくでしょう。おみそ汁などにちょっと入れるだけでもカラダがポカポカしてきます。

カプサイシン(トウガラシ)

最近よく耳にすることばですよね。これは、トウガラシに含まれる辛味成分のことです。青トウガラシや鷹の爪などに含まれ、七味唐辛子、キムチ、ラー油、タバスコ、チリパウダー、カレー粉などからも摂取することができます。胃や腸内の殺菌や、健胃作用、食欲増進効果もあり、風邪で食欲のない時でも食事に少し加えるだけでも食欲が増します。さらに、カプサイシンには白血球の一種である好中球の働きを活発にすると言われ、風邪や感染症に対する免疫力を高めるといわれています。

ウコン(ターメリック)

これも、最近話題の成分。カレーの黄色い色素はこのウコン(ターメリック)です。肝臓に効くとして、お酒をよく飲む人にオススメの成分なんですが、風邪にも効果があります。

ウコンを効率よく摂るにはやはりカレー。カレー粉に含まれる香辛料には、ウコンをはじめ、強い抗酸化作用があります。また、ウコンには、発熱、発汗作用、抗菌作用もあります。風邪をひくと活性酸素が免疫細胞から吹き出ることで炎症が激しくなるので、抗酸化作用の強いウコンやカレーのスパイスで回復も早まります。

カレーライスはちょっと重い…と思うときは、たくさんの野菜を入れてカレースープを飲むだけでもいいですよ。ちなみにイギリスでは「風邪をひいたときはカレーを食べろ」と言われているそうです。

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