コーヒーの研究報告/カフェインが高血圧の原因とは言えない

用語検索Search
ワード新規ワード登録RSS

高血圧の原因ではない? 『コーヒーに含まれるカフェイン』

高血圧の原因はカフェインではなかった!

コーヒーの研究報告/カフェインが高血圧の原因とは言えない

コーヒーは「飲み過ぎたら胃が荒れる」とか、「飲むと血圧が上がる」など飲み 過ぎるとカラダにはよくないというのが定説でした。 そして同じくカフェインを含むコーラも、カラダにはよくないと常々言われ続け ています。 しかし最近の研究では、コーヒーにはアミノ酸のような脂肪を燃焼させる効果も あり、カラダによい飲み物として注目されています。(もっとも、お酒と一緒で 飲み過ぎはよくない のですが…) 今回は、それを裏付ける一つの結果についてご紹介しましょう。

コーヒーの研究に関する報告

定期的にコーヒーを飲んでも、一時的あるいは慢性的な高血圧になる恐れのないことが米国の研究で明らかになった。それどころか、コーヒーをよく飲む女性ほど、心臓病の予防効果が見られることがわかった。

米国では約5,000万人が一時的あるいは慢性的な高血圧に悩まされており、冠動脈疾患や脳卒中、うっ血性心不全などの主な原因となっている。世間一般的にも、内科医の常識としても、コーヒーは血圧を上げるとされているが、カフェインが慢性的な高血圧を引き起こすという医学的裏付けはない。

米国女性約15万6,000人を対象に長期にわたり実施されている研究で、研究開始時に高血圧症状のない女性において、コーヒー、コーラ、紅茶などに含まれるカフェイン消費量を十数年にわたって調査した結果、カフェイン摂取と高血圧に因果関係はなく、摂取量が最も低い、あるいは最も高い女性が、高血圧のリスクが一番少ないこともわかった。

また、コーヒーには血圧安定効果がある一方で、コーラはダイエットコーラも含め高血圧のリスクを高めることが判明、紅茶に関しては明確な結論は出なかった。

1日に4缶以上のコーラを飲む若い女性は、1缶以下しか飲まない若い女性と比較して、高血圧になるリスクが28%も高く、ダイエットコーラをよく飲む若い女性ではリスクが19%増となった。また、1日に4缶以上のコーラを飲む年長女性ではリスクが44%増、同量のダイエットソーダを飲む年長女性ではリスクが16%増となった。

研究結果を総合すると、コーラ摂取と高血圧の関連は明らかだが、コーラに含まれるカフェインが要因でないことがわかる。ただし、カフェインは高血圧に影響がなくても、敏感な人にとっては、突然の動悸や震えの原因となるため、注意が必要である。 (2005.11/08 ヘルスデージャパン)

カフェインが高血圧の原因ではない

コーヒー、紅茶、コーラに共通する成分カフェインは、健康上あまり良くないイメージを持たれていましたが、一慨にそうとは言えないということがわかりますね。むしろ少なくとも、カフェインが高血圧の原因ではないということが、この結果から言えると思います。

そうは言っても、やはりコーヒーも、刺激が強いのは事実です。お酒と一緒で適量に飲むのは、健康にもよいと言われていますが、飲み過ぎは悪影響を与えることもあります。 適量であれば、カラダによい食べ物や飲み物はたくさんあります。そういったものをうまく利用し、健康な生活を送りたいものですね。

シェアする
B!
LINE