酒粕(酒かす)ペプチド」を開発/ペプチドの効果

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高血圧が気になる人に 『オススメの酒粕ペプチド』

血圧改善、脳や筋肉の疲労回復、免疫力アップ、肝機能の代謝アップ、肌荒れ(乾燥肌)の改善などに効果あり!?

酒粕(酒かす)ペプチド」を開発/ペプチドの効果

まだ季節的には少し早いですが、もうすぐ酒かすをスーパーなどで見かけるようになるかと思います。粕汁や甘酒、調味料などいろいろな用途がある酒粕ですが、先日そんな酒粕から新たな成分が発見されました。

「酒粕(かす)ペプチド」を開発

清酒大手の月桂冠(京都市伏見区)は、日本新薬(南区)と共同で血圧低下効果の期待できる機能性食品素材「酒粕(かす)ペプチド」を開発した。月桂冠が酒かすを使って製造し、健康食品や食品原料として食品メーカー向けに販路を持つ日本新薬が来年3月に発売する。

-中略-

酒粕ペプチドは、アミノ酸が数個連なった構造を持つ物質で、酒かすのタンパク質を酵素で分解して製造する。月桂冠大手蔵(伏見区)の専用ブースで抽出し、粉末状で出荷する。

同ペプチドは、血圧上昇にかかわるアンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを阻害する働きがある。1日2グラムを約10人に4週間、経口投与したところ、最高血圧の平均が145から138に下がったという。 (9月29日京都新聞より)


ペプチドの効果

ペプチドは、タンパク質を構成する最小の単位「アミノ酸」が2~3個から数十個結合したものです。大きさの順に式で書くと「アミノ酸<ペプチド<タンパク質」となります。ペプチドは肉や魚、牛乳などのタンパク質を酵素で分解することによって作られます。

ペプチドを摂取すれば、血圧を上昇させる物質の生成が抑制されるので血圧が低下します。このメカニズム自体は、血圧を下げる医薬品と同じです。化学合成物質とは違って、ペプチドは動物や植物が原料になっているので、効果が表れるのも非常に緩やかで副作用がないのもうれしいポイントです。

ペプチドという名がつくサプリメントにはいろいろな原料のものがあり、血圧を下げる効果は共通ですがそれ以外の効果は少し異なっています。

例えば、大豆ペプチドは脳や筋肉の疲労回復、免疫力アップ、肝機能の代謝アップなどに効果があります。コラーゲンペプチドは、肌荒れ(乾燥肌)の改善に効果を発揮します。また最近開発された魚肉ペプチドは、高い抗酸化力が期待されています。

ペプチドはタンパク質やアミノ酸よりも吸収がよいのが一番の特徴です。食品からは摂りづらいというデメリットもありますが、その分自分が期待する効果を発揮してくれそうなサプリメントを摂るようにするといいですね。

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