自律神経とは
自律神経とは、自分の意思とは関係なく働く神経系の総称。
消化や
呼吸、
代謝などの働きを調整しているのが自律神経。
自律神経には
交感神経と
副交感神経があり、この2つは相対しながら働く。交感神経は主に活発な時に働き、副交感神経は休みたいときに働く。
交感神経の働き
交感神経は活発な時に働く。主に緊張、興奮状態の時や勉強、仕事など心身が活発に活動している時は交感神経が働き、副交感神経は休む。
身体的には
心拍数が増加し、
血圧も上昇し、
胃腸の働きを抑制し、
発汗や
筋肉、
血管の収縮を促進させる。
副交感神経の働き
副交感神経は安らかなときに働く。平常時や心身ともに
リラックスしているときなど、体も心も休むときは副交感神経が働いている。
副交感神経が活発に働いている時は、血圧も落ち着き、心拍数も少なめ、胃腸の働きが活発になり、気持ちがゆったりとリラックスする。眠るときも基本的には副交感神経が働いている状態になる。
自律神経のバランス
これら交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、調整がうまくいかない期間が長時間にわたって続くことで
自律神経失調症になる。