烏骨鶏とは、メラニン色素が多く顔面から皮膚、内臓、骨までも真っ黒のカラスのような鳥で、中国を中心にアジア諸国で古くから薬用鳥として漢方薬で愛用されてきた。烏骨鶏の肉にはカルシウムや鉄、ビタミンA、B2、Eが豊富に含まれており、滋養強壮、疲労回復、ストレスの抑制、血糖下降作用、高血圧、脳血栓、風邪や肩こりなど、さまざまな症状に対して効果があるとされている。また、鮮やかな黄色をした烏骨鶏の卵にはEPAやDHAが多く含まれており、肝機能を向上させ、血液の浄化作用があると言われている。卵は一般にアレルゲンとされているが、烏骨鶏の卵は抗アレルギー効果があるとも言われている。烏骨鶏は通常の鶏肉よりも濃厚でジューシーでおいしい。しかし希少価値が高く烏骨鶏の肉そのものを手軽に入手するのは難しい。特に烏骨鶏の卵は産卵量が少ないため手に入りにくい。卵は生で食べる方が健康効果が高く、肉はよく火を通して食べるのが良い。