カゼイン(カゼインタンパク=カゼインプロテイン)とは、牛乳の80%を占めるタンパク質のこと。牛乳を温めるとできる表面の薄い膜がカゼインタンパク質である。カゼイン(カゼインタンパク=カゼインプロテイン)は非常に栄養価が高く、様々なものに利用されている。特にカゼインにはカルシウムの吸収を良くする働きや、整腸作用、消化促進、免疫力の向上、血圧の抑制などの効果があるとされている。しかし、カゼインは牛乳アレルギーの原因物質ともされているため、牛乳アレルギーの人はカゼインが含まれた健康食品などは避けた方が良い。カゼインは酸を加えると凝固する性質があるため、食品だけでなく画材やプラスチックなど、さまざまな用途に用いられている。