乳清タンパクとは、簡単に言えばチーズの絞り汁で牛乳からチーズを作る時に生まれる成分。乳清は別名「ホエイ」とも呼ばれ、ホエイプロテインなどのサプリメントが最近人気を集めている。主な構成成分はラクトグロブリン、ラクトアルブミン、ラクトフェリンなど。牛乳に含まれるタンパク質のうち、80%がカゼイン、20%が乳清タンパクである。乳清タンパクはサルモネラ菌などの感染症に対し、免疫力を強化し、予防してくれる効果がある。また、抗酸化物質を増加させる働きがあるグルタチオンを増加させることにも効果があるとされている。グルタチオンが体内で増加すればアルツハイマーの予防につながるとされており、代替医療の分野でも乳清タンパクのグルタチオン増加効果に注目が集まっている。