玉。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

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07年12月12日(水)

玉。

< 夏。  | 山ざ。 >
玉。 画像1 玉。 画像2
【其の七十一.】(No.89) 詠み人:式子内 親王

 玉の緒よ 絶えなば絶えね 永らへば
    忍ぶる事の 弱りもぞする
(タマノオヨ タエナバタエネ ナガラエバ シノブルコトノ ヨワリモゾスル)

[ギミック] 縁語:絶え⇔玉の緒⇔永らへ 

[通釈]
私の命よ、絶えるものなら絶えてしまっておくれ...
このまま生き永らえば、堪え忍ぶ心が弱まり、恋の浮名がたってしまっては困るから。

----- おまけ&キャチ的☆解釈 -----

「玉の緒」は「玉(宝石)を貫き通した細ひも。」(またはその飾り物。)
その“玉をつなぐ緒が短い”ところから「短いこと」のたとえ。
転じて“儚く短いもの”である「命」を示す、わけなんじゃが...

この歌においては、はなから「命」そのものを表す言葉、らすぃ...
ゆえに通釈通りの意で間違い無ぃのぢゃけれども...、う~~~ん(-"-;)

どぅせなら“紐を擬人化して詠んだ歌”と考えた方がイぐね?
・・・えと、つまりぢゃな。

「宝玉を結び止める細紐ょ、切れるものなら切れてしまっておくれ。
   繋ぎ止めようと堪えても、いずれは耐える力が弱まって
     糸が切れて宝玉がばらばらに散ってしまぅから...   」

と読んだ上で、通釈の意に置き換ると、女性と宝玉の美的比喩、玉の緒と恋の儚さ...と、
様々に折り重なり、定家が求めた有心・妖艶の美に、より近付きはしないぢゃろぉか?
・・・いかがなものかのぉ?当然ふまえた上、なんかのぉ?やっぱ駄目かのぉ...?

・・・さて。
「弱りもぞする」の「もぞ」は強意の係助詞の連語で「そうなっては困る」といぅ意ぢゃ。
「忍-シノブコイ-恋」の歌なので「噂になっては困る」という意味が込められてるんですな。
愛してはならぬ人を愛してしまった姫君の、熱く切ない想ぃがひしひしと...(/_;)ウッ

ちなみに、この作者は後白河天皇の第三皇女なのぢゃ。
この内親王家の家司であった定家殿との、恋の噂が伝えられておりまする。・・・噂ぢゃょ?
での、定家殿はこの歌を『定家十体』の中で「有心様」として賞賛しておられるぞょ~。
ほぅほぅ。ナルホド・の? おほほほほほほ...(*^m^*)

・・・イト、アラマホシ。

(ノコリ29。キャチ母がWii Fitが欲すぃ♪って...(-_-;)ムムム。X,masの催促かのぉ?)

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