イソフラボン│イソフラボンとは、イソフラボンの効能、イソフラボンの効果、イソフラボンの栄養

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イソフラボン ( 大豆イソフラボン )

イソフラボンとは、イソフラボンの効能、イソフラボンの効果、イソフラボンの栄養

キーワード イソフラボン イソフラボンとは、大豆の胚芽に含まれる植物性ポリフェノールの一種。大豆イソフラボンというのも、大豆を原料としている同じもの。
女性ホルモンであるエストロゲンと非常に良く似た働きをするため、更年期障害月経痛乳ガンなど、女性ホルモンと関わりのある症状の軽減に効果があるとされている。
その他にも[]動脈硬化や高コレステロール血症を予防する働きもあるとされている。
無理なダイエットをした人や、骨粗しょう症気味の人にもオススメの成分である。

大豆イソフラボンとは、大豆に含まれるポリフェノール(フラボノイド)の一種です。さまざまな角度から研究されており、人体に有効な作用をたくさん持っていることがわかっています。
大豆イソフラボン商品を選ぶ時は、原材料や含有量に注目してみましょう。また、大豆イソフラボンは「骨の健康が気になる方の食品」の有効成分として特定保健用食品(トクホ)にも認定されています。の健康のために大豆イソフラボンを摂るのであれば、トクホマークを目安にするのも良いでしょう。ただし、トクホ取得には非常にお金がかかり、事実上、大企業しか取得できないという問題点もあります。確かにトクホ認定商品は信頼できますが、トクホではないからと言って、すべてが粗悪品であるということにはなりません。

原材料におけるポイント

大豆イソフラボンは、その名の通り大豆(または黒大豆)を原料としています。大豆イソフラボンは大豆の胚軸(芽)部分に多く含まれています。大豆をそのまま乾燥させて粉末状にしたものなどには、大豆イソフラボンの他に大豆レシチンや大豆タンパク、ビタミン類など、大豆の持つ栄養素すべてがそのまま含まれているのでお勧めです。ただ、大豆イソフラボンだけを求めるのであれば大豆からイソフラボンを抽出したエキスを使用しているものでも問題ないでしょう。ただし、注意しなければならないのは原料となっている大豆に、遺伝子組み換えでない安全な大豆を使用しているかどうかです。遺伝子組み換え大豆は安全性が確認されておらず、何かと問題があるため、必ず確認するようにしましょう。そういった意味でも輸入大豆より国産大豆を使用しているものの方が安心できると言えます。大豆の生産農家や栽培方法など、出所をしっかりと表示しているものが信頼できますね。有機栽培無農薬減農薬などにこだわって栽培されたものはお勧めです。

原材料が大豆発酵抽出物となっているものは、アグリコン型イソフラボンを抽出してます。大豆イソフラボンには「グリコシド型」と「アグリコン型」という種別があります。グリコシド型とは、糖と結合した配糖体という形になっています。豆腐などの大豆食品や多くの健康食品はグリコシド型です。このグリコシド型は、分子量が大きくいため、胃腸で吸収されにくいという欠点があります。
一方、アグリコン型とは、麹菌などで発酵させてを切り離したもので、分子量が小さく吸収されやすいという特徴を持っています。アグリコン型だと、摂取してから1~2時間で作用し始めます。そういった点で、即効性を求める場合はアグリコン型が多く含まれているものを選ぶといいでしょう。

含有量におけるポイント

大豆イソフラボンの1日の摂取目安量は40~50mg(グリコシド型として)です。大豆イソフラボン50mgを大豆食品で換算すると豆腐なら半丁(100g)、納豆1パック、きな粉で20gほど。日本人は世界の中でも大豆をたくさん摂っている方ですが、食の欧米化により、だんだんその量も減ってきて、今では平均して20mg/日ほどのイソフラボンしか摂れていません。もっと積極的に大豆食品を摂るようにし、不足する分を健康食品などで補うようにすると良いでしょう。それぞれの食習慣によりますが、1日量で20mg程度の大豆イソフラボンが含まれているものを選びましょう。
なお、アグリコン型の場合、グリコシド型より吸収率が良いため、3分の1程度の量を摂ればいいと考えられています。7mgほどですね。大豆イソフラボンの種類と含有量を上手に見比べながら選ぶといいでしょう。
一方、サプリメントから摂取する場合の目安は1日30mgを上限とします。
なお、摂り過ぎるのも良くありません。特に女性は、女性ホルモンのバランスを崩してしまう可能性があるため、1日の摂取量はサプリメント30mg、食品から60mgの合計90mgまでにとどめておきましょう。逆にこの範囲内であれば、女性、特に更年期の女性には積極的に摂って欲しい成分です。
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