ビタミンE│ビタミンEとは、ビタミンEの効能、ビタミンEの効果、ビタミンEの栄養

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ビタミンE ( ビタミンE、ビタミンe、ビタミンe )

ビタミンEとは、ビタミンEの効能、ビタミンEの効果、ビタミンEの栄養

キーワード ビタミンE ビタミンEとは、老化や身体の様々な不調の原因とされる活性酸素を除去してくれる働き(抗酸化作用)がある脂溶性ビタミン。特に血中の酸化を防ぐため、動脈硬化やサラサラ血、悪玉コレステロールの除去などに強い効果があるとされている。
また、ビタミンEには、不妊治療や更年期障害などの女性ホルモン特有の症状にも効果があるとされている。さらには、冷え性や肩こり、肌荒れなど、血行による症状にも効果があると注目されている成分である。
ビタミンEのサプリメントには、天然型(d-α-トコフェロール酢酸エステル)と天然(d-α-トコフェロール表示)に分類されているが、効果としては天然が優れている。

ビタミンEの商品を選ぶ時は、まず含有量と原材料、そして天然型か合成型かなどに注目してみましょう。また長期にわたって飲み続けられるように、自分に合った形状を選ぶといいでしょう。
また、ビタミンEは国が定めた一定量の栄養成分が含まれているものには「栄養機能食品」として表示されています。
含有量におけるポイント
厚生労働省が定めた1日のビタミンE摂取量は約10mgですが、これは生命に関わる最低量だと考えましょう。ビタミンEは通常まず欠乏症になることはないと言われています。しかしビタミンEが不足していると老化が進み、全体の身体機能が低下するので、健康維持のためにも積極的に摂った方がいいでしょう。
ビタミンEの効果を期待するなら少なくとも1日100~300mgmgは摂るようにしましょう。ビタミンEは脂溶性ビタミンで摂りすぎると過剰症になると言われていますが、その許容量は600mgと多く、しかも許容量を超えたからといって過剰症になったという報告は今までありません。ただし高血圧で薬を服用している人は医師に相談しましょう。

ビタミンEは「mg α-TE(α-トコフェノール当量)」と表示されています。ビタミンEには4種類のトコフェロールと4種類のトコトリエノールがありますが、天然食品に最も多く含まれているα-トコフェロールの量で換算されています。
ビタミンEは1度に大量に摂っても数日間は体内に蓄積されるので、毎日欠かさず…という必要はないようです。また、ビタミンCと一緒に摂取すれば、相乗効果でより高い抗酸化作用を得ることができます。

原材料におけるポイント

■ビタミンEの原材料種類
無精製食品 天然の食品をそのまま使っているもの
抽出天然型 天然の食品からビタミンEだけを抽出したもの
合成型  精製されたビタミンE成分を合成したもの

ビタミン類は全般に天然でも合成でも、その効果は変わらないと言われていますが、ビタミンEだけは例外で天然型の方が吸収率も抗酸化効果も優れていることがわかっています。
ビタミンEは学術名を「トコフェロール」または「トコトリエノール」と言い、それぞれα、β、γ、σの4種類があります。天然食品にはα-トコフェロールを筆頭にすべての種類が含まれていますが、合成型は通常、α-トコフェロールだけが用いられています。
最近はトコフェロールよりもトコトリエノールの方が効力が大きいとして、合成型でもトコトリエノールを用いているものもあります。この場合、天然型よりも多くのトコトリエノールが含まれていますが、トコフェロールは含まれていないと考えた方がいいでしょう。
天然食品には表示に「d-α-トコフェロール」と書かれていれば天然型、「dl-α-トコフェロール」と書かれていれば合成型のトコフェロールです。ビタミンEだけは天然型のものを選ぶ方がいいでしょう。

サプリメントには必ずと言っていいほど添加物が含まれています。それは錠剤やカプセルなどの形状に変えるために必要なもので、原則的には体に安全なものだけが使用されています。逆に原材料にそれらの表示が何もない場合は、信頼性に欠けると言えるでしょう。
また、着色料甘味料香料などが含まれているものもあります。これらが気になる人は、そういったものを使用していないサプリメントを選ぶといいでしょう。
■よく使用されている添加物
添加物名 添加物の効果 使用例

結合剤

粉末状の材料をまとめるもの
セルロースレシチンなど

滑剤

形状を整える鋳型から取り出しやすくするもの
脂肪酸炭酸マグネシウムなど

光沢剤

表面をコーディングして湿気や酸化を防ぐもの
天然樹脂など

形状におけるポイント

ビタミンE商品には錠剤、カプセル、顆粒、粉末、ドリンク剤などの形状があります。
それぞれ形状によって最終的な効果はあまり変わりませんが、効果があらわれる時間に違いがあります。即効性を期待するならドリンクや液体のものがいいでしょう。効果の早い順に言えばドリンク・液体→顆粒・粉末→カプセル→錠剤という順になります。今すぐに、ということでなければ、どれを選んでもさほど差はありません。
ただ、錠剤やカプセルを選ぶ時は1粒の大きさや1回に摂取する目安量に注意しましょう。あまり大きすぎたり多すぎたりすると飲みづらく、続かない原因になってしまいます。
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